コラム

肉が甘く感じるのは緑茶のおかげ?緑茶と味覚のよい関係性について

毎日お茶を飲んでいると味覚や味の好みが変わってくるとよく聞いていましたが、最近それをよく実感します。
味覚がよくなると言いますか、雑味やいらない味を見分けられるようになったと言いますか、とにかく今まで感じることがなかった味がわかるようになりました。

あなたがもし、毎日何かしらの嗜好品を口にする習慣をお持ちでしたら人生が変わるきっかけ持っていることになります。
もう充分実感されているかもしれませんが、もしそうでないならこれをきっかけに嗜好品ともっと向き合ってみてください。

お肉が甘く感じるのはお茶のおかげ?

緑茶をはじめとする嗜好品を楽しむことで食事の楽しみ方に変化が起こることを最近実感したことがあります。
豚カツを食べに行ったときの話ですが、豚カツのお肉の甘さに驚き感動したことです!
「お肉って甘いんだっけ?」
ソースの味かと思いましたが、実際ソースをつけずに食べても同じように感じるので肉本来の甘味で間違いなかったようです。

嗜好品というのはただ味や香りを楽しむだけだはなく、少しこだわることで舌を鍛えるきっかけになります。
例えば緑茶なら、産地の違いを感じるために味や香りに意識を向けます。
すると、緑茶のうま味や甘味を強く感じるようになってくるのです。
このうま味や甘味は、舌の上で感じる部分が一緒なので、一度感じ方のコツを知ってしまえばどんな食べ物や飲み物を飲んでも、甘味やうま味をしっかり感じることが出来るようになります。

これが本当に楽しいんです。

なぜなら今まで見つけることが出来なかった味が見つかるから

甘味やうま味など素材の味をしっかり感じることが出来れば、その料理の良さがわかります。
例えば名店はどうして人気があるのかや、高級料理のシェフのこだわりなどを見つけることが出来るようになるということです。
これは、ファーストフード店やファミレスにはないとっておきの隠し味です。
こうなると食事が一段と楽しくなります!
素材の味がしっかりわかる、作り手のこだわりがわかったときの感動は、未知のもを経験した時と同じぐらいの大きさです。

食事をするたびに楽しいなんていう毎日を想像してみてください!
食事を最大限楽しむことが出来る、現代人はみんなそうであるべきだと思っています。

食通はみんな健康

素材の味を感じられるようになればあなたも食通です。
ちょっと話がずれますが、食通になると健康にもなれます。
嗜好品で舌を鍛えることで同時にいい効果が得られるからです。

実は唾液の分泌を促し、消化を助ける効果があります。
甘味、酸味、うま味などが味覚を刺激することで唾液の分泌を促すのですが、特にうま味は口の中に残るので唾液の分泌量がより多くなります。
唾液が出ることで味覚も鋭くなるので相乗効果も期待できます。

緑茶にはうま味成分であるグルタミン酸にが含まれているので、嗜好品として飲むにはとても良いです。

緑茶を飲むことで食事が楽しくなり、食事を楽しむことが健康にもつながるならこんなにいいことは無いですよね。

どうしたら鍛えられるのか

ここで長々と専門的な話はしませんが、手っ取り早く鍛えるなら緑茶を飲んでください。
緑茶は香りだけではなく、甘味やうま味などの味覚を鍛えることが出来ます。
コーヒーや紅茶であれば飲んだ後に鼻を抜ける香りの違いを意識することや、苦みや酸味の違いを意識することも有効です。
とにかく、感じる味の違いがわかるようになることで、繊細な味や香りに気づくことが出来きるようになってきます。
最初はここからでいいと思います。

これ以上に専門的に知りたいのであれば下の本を読んでみてください。
僕はこの本で舌を鍛えました。
他にも舌を鍛える方法として、ワイン、日本酒、ラーメン、インドカレーなど幅広く紹介していますし、味覚のメカニズムや意識の仕方を説いている本がなかなかないので個人的にはありがたかったです。
緑茶やコーヒーだけでは満足しない!って言うのであれば一見の価値ありですね。

終わりに

少し大げさな話だったかもしれませんが、日々の暮らしの中で感動するってすごく大事だと思います。
普段仕事に追われてなかなか感動できることに意識を向けることは難しいかもしれません。
でも、仕事の合間のたった5分間でもお茶やコーヒーでほっとする瞬間ってあるじゃないですか。
そのたった5分にまずは注目してみてください。

「あれ?今日のお茶は、コーヒーはいつもよりいい香りがする気がするな」
ここがスタートです。

食事は毎日とりますよね。
お茶やコーヒーの香りが変われば食事の味も変わってきます。
そうすればそのうち、「あ、今日のご飯は美味しい」ってなるときが来ます。
それって本当にうれしいことなんです。