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こんにちは、慶です。お茶から生まれました(嘘です)
ほうじ茶で睡眠改善ができると聞いたことがありますか?
ほうじ茶の芳醇な香りには安眠効果があると言われております。
僕自身も寝る前に飲むようになってからよく眠れるようになった気がします。
そんなほうじ茶を生活に取り入れてほしいと思います。
カフェインの少ないほうじ茶は寝る前でも気にせず飲めますし、意外と多くとれるビタミンCのおかげで美容の効果もあります。
ほうじ茶は急須がなくても淹れることができますし、水出しで飲んでも実は美味しいんです。
そんなほうじ茶のことを少し知ってみてください。
Contents
ほうじ茶について
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ほうじ茶の魅力
ほうじ茶はその芳醇な香りと飲みやすさで、緑茶の中でも特にファンが多いです。
僕も好きでよく飲みますが、僕はある事に気づきました。
実はほうじ茶も煎茶同様、産地や生産者によって味や香りが全く違うんです。
当然と言えば当然ですが、意外とみんな似たり寄ったりな味や香りがすると思っている人も多いと思います。
後で紹介もしますが、あなたもいろいろなほうじ茶を試してみてください。
味の違いなど発見できたら楽しくなってくるので、お茶に興味が持てるようになります。
安く手に入るのも魅力
ほうじ茶の魅力と言えば安く手に入るところだと思います。
なぜ安いのか、それは原料に秘密があります。
ほうじ茶の原料は煎茶を生産するときの【出物】と言われるお茶のカスのようなものになります。
カスと言われると、第一印象は悪いですが、あなたもご存知の通り味や香りを考えれば気にならないですよね。
つまり、捨てるところを再利用した結果、奇跡のようなお茶になったということです。
野菜と同じくお茶にも捨てるところがないんですね。
![チャバスティ先生](https://k-tea-net.com/wp-content/uploads/2020/04/20200430070949-300x300.jpeg)
ほうじ茶は出物を多く利用しているため安く作ることが出来ますが、最近はほうじ茶用にいい素材を使っている物があります。
棒茶や京ほうじ茶などがそうです。
香りがよく、効能もより期待ができるので飲んでみるのはありですね。
ほうじ茶の効果・効能
ほうじ茶は茶葉を炒る過程でテアニンやカテキンなどの栄養成分が消えてしまいます。
つまり、煎茶などの緑茶から摂取できる健康効果の高い栄養成分はほとんど摂取できなくなります。
ただ、メリットとしてはカフェインが少なくなることと炒ることで生成される香り成分が別の効果を示してくれます。
ピラジンの安眠効果
ほうじ茶の香り成分はリラックス効果があり、安眠できると評判です。
この香り成分の正体は【ジメチルピラジン】というもの。
香り成分は何百種類と含まれていますが、一番影響力が高く代表的な香り成分です。
この香り成分が脳をリラックスさせ、安眠効果があると期待されています。
実際のところ芳醇な香りはとてもリラックスでき、力が抜けます。
僕も毎日飲んでますが、睡眠の質が良くなった気がします。
ちなみに、カフェイン含量も少ないので寝る前に飲んでも大丈夫というわけです。
カフェイン含量は煎茶の約6割程度
ほうじ茶のカフェイン含量は煎茶の約6割程度です。
煎茶 :1杯 30~40㎎
ほうじ茶:1杯 18~24㎎
ネットの情報だと煎茶とほうじ茶のカフェイン量に差がないとよく言われていますが、そこには淹れ方の違いがあります。
例えばよくあるサイトの情報源の淹れ方だと、
茶葉15gを650mlのお湯で淹れるみたいな淹れ方になりますが、
こんなに量を淹れることってほとんどないんですよね。
ましてや寝る前とか、、
ネットの情報はあくまでも一般的な情報(平均的な情報)であり、淹れ方も参考にはなりますがそれがすべてではありません。
そしてよっぽどほうじ茶が好きで、1日何十杯も飲みたいという人以外は特に敏感になることもないです。
ほうじ茶であれば一日 4杯 ぐらいなら安心して飲めます。
ただし、一度お医者さんに相談をしてから飲む方が安心です。
それでもカフェインのことが気になる場合は下記のページをご覧ください。
その他お茶のカフェイン摂取量や、子供の年齢別のカフェイン摂取量など
みどり先生が詳しく厳しく教えてくれています。
カテキンやテアニン
残念ながらほうじ茶から緑茶カテキンやテアニンの摂取は難しいです。
まずカテキンに関してはエピ化という現象が起こり、ほぼなくなってしまいます。
摂取できなくはないですが、それなら煎茶を飲んだ方がいいです。
テアニンに関しては、メイラード反応により香り成分へと変化します。
この香り成分こそ、リラックスの要因であるピラジンです。
リラックス成分からリラックス成分へ変化するので、こちらは良いとしましょう。
ビタミンCがとれる
意外と多く摂取できる栄養成分がビタミンCです。
煎茶はビタミンCの含有量が成果物の中でもトップクラスです。
さらに、カテキンとの相乗効果で熱を受けても壊れにくく、かなりの量を摂取できます。
ほうじ茶にする際、およそ半分はなくなってしまいますが、それでもある程度の量が残っている状態です。
このビタミンCの含有量がほうじ茶の品質の基準となります。
つまり、よいほうじ茶はビタミンCもたくさん一緒に取れることになります。
リラックスもしながら美容にもいいなんて、、、
女性の味方ですね。
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ほうじ茶と棒茶
ほうじ茶には大きく分けて二つ種類があります。
・葉ほうじ茶
・棒茶
この二つにはとんでもない違いがあります。
葉ほうじ茶
一般的にほうじ茶と言えばこちらになります。
名前にもあるように、お茶の葉の部分を多く使用しています。
お茶の配合には明確な量の基準がないため、多く使用しているという表現になります。
棒茶
茎の部分を使ったほうじ茶になります。
石川県の加賀棒茶が有名です。
飲むなら棒茶がおすすめ!
安眠、リラックス効果を期待するなら棒茶がおススメです。
棒茶は葉ほうじ茶に比べて、リラックス香り成分であるピラジンの量が1.4倍ほど含まれています。
これは茎の部分にアミノ酸が豊富に含まれており、このアミノ酸がメイラード反応によってピラジンに変わるためです。
さらに、ゲラニオールという香り成分が4倍も多く入っています。
こちらは華やかな香りの素になります。
・リラックス効果のあるピラジンの量が多い
・華やかな香りの素、ゲラニオールも多く、より香りを楽しめる
・茎の部分を使うため、甘味が強い
棒茶の中には【甘露水】と称号がつくほど甘いお茶があります。
本当に砂糖が入っているかのような甘味があります。
淹れ方
ほうじ茶は煎茶ほど気を遣わずに淹れることができます。
なので急須に慣れる時や、お茶の初心者にオススメなお茶と言えます。
そして、急須がなくても美味しく淹れられるのも魅力の一つです。
ただ一つだけ、必須ではないですが【リーフ】のお茶を使うことをおススメします。
ティーバックも悪くないですが、味や香り、コスパに関してはリーフの方が圧倒的に良いです。
ではここから淹れ方を紹介していきます。
急須の場合
手順1.お湯を沸騰させる
手順2.茶葉(約5g)を計量し、急須に入れる
手順3.熱湯を急須に注ぎこむ
手順4.湯呑かマグカップに注ぐ
1.お湯は熱湯を使います。
紅茶やコーヒーと同じで熱湯の方が香りが引き立ちます。
2.茶葉を計量します。
ほうじ茶も煎茶と同じで、およそ4~5gほどが適量です。
ちなみに、カレースプーン2杯分ぐらいです。
急須の底が見えなくなるぐらいの量です。
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3.熱湯を急須に注ぎます。
煎茶と違って湯冷ましする必要はありません。
沸騰したてのお湯を注ぎこみましょう。
湯の量は急須の6割ぐらいです。
4.湯呑などに入れる
そしてお湯を捨て、空の急須にほうじ茶を入れて蓋をして5秒!
蓋を開けたときの香りがたまりません!!
幸せです、、、
急須がない場合
茶こしを使うか茶こしマグを使えば問題ないです。
ほうじ茶は温度を気にする必要がないので、特別急須が必要ではないところがいいところです。
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こんな感じでマグの上に茶こしを乗せ、その上からほうじ茶を5gいれます。
(カレースプーン2杯分ぐらい)
後は上から熱湯を注ぎ、茶こしのお茶が浸るぐらいまで入れて、1分ほど待ちます。
コツは、茶葉全体にお湯がかかるようにかけることです。
少し冷めると、香りと甘味がより強く感じられます。
同様に茶こしマグも使いやすいです。
僕も茶こしマグを使っています((笑))
急須はお客さんに出すときだけ使っています。
![チャバスティ先生](https://k-tea-net.com/wp-content/uploads/2020/04/20200430070949-300x300.jpeg)
ほうじ茶は急須がなくても美味しく淹れられますが、できれば茶葉を少しでも広げたいので、茶こしと茶こしマグ、どちらかを選ぶなら茶こしマグをおすすめします。
終わりに
ほうじ茶について少しは知れましたか?
ワンランク上の日常に是非取り入れてもらいたいと思います。
お茶の香りを楽しむ人なら必ず好きになります。
特に加賀棒茶など棒茶は香りもよりマイルドでさらに飲みやすいです。
他にも京番茶(京ほうじ茶)やほうじ番茶など、炒るお茶はいくつか存在します。
ほうじ茶や番茶はもともと捨てるものを再利用しているので、地元感のあるようなものも多く存在します。
ほうじ茶が好きになったら次はそれらも試してみてください。