いろいろなお茶

浅蒸し煎茶を知り、入れ方(淹れ方)を知ろう。どこよりも美味しい入れ方

こんにちは、慶です。お茶でできてます。

普段コーヒーをお飲みになりますか?
スタバのコーヒーとしっかり挽いたコーヒーを飲み比べたことありませんか?
僕自身コーヒーはあまり得意ではないのですが、そんな素人な僕でも味や香りの違いがわかります。

というよいうに、実はお茶も同じでして、PETボトルのお茶と急須で淹れたお茶は全く違います。
ではどのお茶が一番わかりやすいのでしょうか!?
その答えが【浅蒸し煎茶】です!

味、香り、色、すべてにおいて産地、作り手、淹れ手によって全く変わります。
地酒のような感覚で楽しめるのも浅蒸し煎茶の面白いところです。

そんあ浅蒸し煎茶のこと、そして美味しい淹れ方もお教えします。
知れば知るほどはまります。

今日の内容 
今日の悩み
・浅蒸煎茶について
・特徴、深蒸し煎茶との違いは?
・淹れ方(入れ方)教えて
・オス

浅蒸し煎茶について

【浅蒸し煎茶】は煎茶の一つです

【浅蒸し煎茶】とは煎茶の種類の事です。

煎茶とは緑茶の中の一つで、一般的に日本茶又は緑茶として広く知られていますが、そもそも日本茶という大枠の中の緑茶というカテゴリの中に存在します。

日本茶→緑茶→煎茶 こんな感じです。

そして煎茶もまたいくつかの種類がありますが、その代表的なのが【浅蒸し煎茶】と【深蒸し煎茶】です。

この二つのお茶の違いは【蒸す】という工程の違いにあります。

蒸すという工程

お茶は摘まれてから放置しておくと、茶葉に含まれる酸化酵素の作用により【酸化発酵】をしてしまいます。
この【酸化発酵】によってテアニンなどの成分がなくなってしまい、煎茶が美味しくなくなってしまいます。
それを防ぐために【殺青】と言って、熱を加える工程があります。
熱を加えることで酸化酵素を失活させて、煎茶はその味を損ねることがなくなります。

この時、熱を加える方法として、【蒸す】という方法がとられます。

この【蒸す】時間は基本的に30秒~120秒ぐらいの間で調整されます。
茶葉は熱を加え続けられると、組織が崩れやすくなりお茶を淹れたときに沈殿物が入りやすく濁ります。

浅蒸し煎茶                    深蒸し煎茶


この濁りが少なく無色透明に近いほど、【浅蒸し煎茶】と呼ばれ、濁りが強いほど【浅蒸し煎茶】と呼ばれます。

この時、蒸時間や濁り具合に基準はなく、生産側と消費者側の判断で【深蒸し煎茶】なのか【深蒸し煎茶】なのかが決まると言った感じです。
なので、【中蒸し】【極蒸し】といった言葉も存在します。

チャバスティ先生
チャバスティ先生

茶を摘んだ後素早く熱を加えることで酸化酵素の動きを最低限にすることができます。こうすることで、煎茶ならではのフレッシュ感や、森林にいるかのような香りを保つことが出来ます。
ちなみに、この酵素を失活せずそのまま酸化発酵させると、【烏龍茶】や【紅茶】を作ることができます。

【浅蒸し煎茶】は通なお茶

【浅蒸し煎茶】
滋味や香りがはっきりしていて、品種や産地、生産者の特徴が出やすいお茶です。
全国に自分好みのお茶を探しに行ける、地酒のように楽しめるのも浅蒸し煎茶ならではだと思います。
手もみや手摘みなどの高級茶も、ほぼ【浅蒸し煎茶】になります。

そんな浅蒸し煎茶は、うま味や甘味を重視するものと香りを重視するものの概ね2系統に分かれる。
味が淹れ方に大きく左右され、温度や蒸らし時間の調整が重要となってくるため、美味しく淹れるのに少し慣れが必要かもしれません。

ただ、淹れ方を研究するのも実はお茶淹れの醍醐味です。
お茶が好きなら迷わず浅蒸煎茶をお勧めします。

浅蒸し煎茶の淹れ方

浅蒸し煎茶は、香りを活かしたいか味を活かしたいかで淹れ方が変わります。
少し慣れが必要と言いましたが、それぞれも特徴が淹れ方によって大きく変わるので、特徴を活かす温度や時間を覚えることがあるぐらいです。
美味しいお茶が淹れられるようになるまでそんなに時間はかかりません。

詳しい淹れ方についてはこちらの記事をご覧ください。

香りを活かしたいなら温度は高め

お湯の温度:80~85℃
蒸らし時間:30秒~1分
茶葉の量 :4g

温度を高めにして淹れると香りが引き立てられます。
うま味は抽出されますが、同時にカフェインも多く抽出されるため
うま味を感じづらくなります。
勉強や仕事に集中したいときや、朝の一杯や運動前の一杯に向いてます。

うま味を感じたいなら温度は低め

お湯の温度:65℃~70℃
蒸らし時間:1分~1分15秒
茶葉の量 :5g

温度を低めにするとうま味や甘味が強く感じられます。
茶葉の量も気持ち多めに入れるとより美味しくなります。
茶葉によっては75℃ぐらいまで上げるものもありますが、
確実にうま味を狙うなら70℃がベストだと思います。

寝る前やリラックスしたいときはうま味の強いお茶が飲みたくなります。

お茶を淹れるための道具がない時

急須だけはご用意願います。
その他必要なものとして
・湯冷まし
・茶さじ
・軽量カップ
・温度計

これらがなくても、お湯の量、温度、茶葉の量を調整する方法があります。

1、茶葉の量
カレースプーン1杯か、急須の底が茶葉でおおわれるぐらいが丁度いい。

2、お湯の量
湯呑の7割かマグカップの半分の量(茶葉がお湯を吸うので少し多めにを意識しています。)

3、お湯の温度
熱湯を常温の陶器に移すと約10℃温度が下がります。

熱湯を湯呑かマグカップに注ぎます。
      ↓
もう一度別の湯呑かマグカップにお湯を移します
      ↓
常温の急須に茶葉を入れて、そこにこのお湯を注ぐと、
だいたい70℃前後です。

オススメのお茶を語りながら淹れ方のコツ

産地も品種も生産者もたくさんある中どのお茶を選べばいいのか、
3つの観点で考えました。
是非参考にしてください。

静岡県産のやぶきた(藪北)品種

一度は耳にしたことがあると思います。
日本の煎茶の約8割がこの【やぶきた】という品種で作られています。
【やぶきた】は1908年に静岡県で発見されて以来、総合的に見てこの品種より優れた品種は見つかっていません。

特に静岡で育てられる【やぶきた】は他県の茶農家も認めるほど優れています。

ほどよい渋味がきいた【やぶきた】を基準にして勉強するプロも多くいます。
スタート地点としても、安定性としてもお勧めです。

渋味を活かすために80℃~85℃くらいがベスト

【やぶきた】は何と言っても爽快な渋味が売りです。
繊細さを気にせず、浅蒸し煎茶にしては豪快に淹れるイメージです。

僕の経験上、本当に美味しいお茶を淹れる人はこの【やぶきた】の渋みをめちゃくちゃ繊細に感じさせてくれます。
まずはこの【やぶきた】を知ってください。

お湯の温度は少し高めで、茶葉をしっかり開かせてさっと湯呑に注いでください。

うま味を感じたいなら

【八女茶】はうま味と甘味が強いお茶を多く作っています。
玉露で有名な地域なので、うま味を活かして栽培するのに長けています。

品種なら【あさつゆ】は天然玉露と言われる品種で、いわれの通りうま味が強く感じられます。

お茶初心者にもオススメ 温度は70℃一択

先ほどはまずは【やぶきた】を言っていたのに矛盾していますが、初心者が飲むのに【八女茶】と【あさつゆ】はとてもいいです。

【八女茶】はうま味や甘味といったお茶の滋味と別に、五味を感じやすいので優しい口当たりで飲みやすいです。
【あさつゆ】も同じ感じで、お茶のうま味を感じるのにはとても優れています。

お湯の温度を70℃にして、茶葉がしっかり開くまで待ちましょう。
急須の返しはなくてもよいです。

変わったお茶を探すなら

お茶に慣れてくると味や香りの違いを品種に任せて選ぶ機会が増えてきます。
しかし、大地に根付いて育つお茶は当然のことながらその土地ならでは味や香りをまといます。
そういった観点から見ると、滋賀県の【朝宮茶】は変わってます。

香りが非常に独特です。
歴史も古く、1200年前からお茶の栽培は始まっていました。
一時は【宇治茶】にまとめられて販売されていましたが、奈良県の【大和茶】と共に独立し、現在はブランド化しています。
日本五大銘茶にも数えられるお茶ですが、思ったより知名度も高くないので、マニア心をくすぐるという点でもおススメです。

香りを活かすため お湯の温度は80℃

【朝宮茶】は本当に香りに特徴があります。
お茶に少し慣れてからこのお茶を飲むとますますお茶が好きになります。

淹れ方はお湯の温度80℃でしっかり茶葉が開くまで待ちます。
開いたらゆっくり急須に注ぎます。
繊細な香りをお楽しみください。

終わりに

日本のお茶と言えば浅蒸し煎茶と言っても過言ではありません。
そんな昔から愛されてきたお茶を是非飲んでみてください。
PETボトルのお茶も進化していますが、急須のお茶に勝てる日は来ません。

本当のお茶の味、是非堪能してみてください。