お茶を淹れる手間について最近よく考えてしまいます。
僕自身は毎日淹れるのと、お茶が好きなので全く苦ではありませんが、これからお茶を始める人にとっては大きな壁のようです。
人生においては少しぐらい手間をかけることは必要だと思うのですが、現代人はそうもいかないようです。
というわけで、明日は【お茶淹れの手間を省く】をテーマに記事を書きます。
手間をかけたほうがいいって言ったばかりやん!(笑)
矛盾していますが、明日見てのお楽しみ!楽をしようというわけではないです、手間を手間だと思わなければいいのですから。
とは言え人生を充実させるためには少しの手間というのはかけていくべきだと僕は思います。
というわけで、充実と手間について語ってみようかと思います。
人生が充実するのに手間をかける必要がある理由
話の最初から手間という言葉を使うのはあまりよくないかもしれませんが、
【手間=めんどくさいこと】という認識が一般的ですが、手間ほど人生を充実させることは無いと思っています。
現代人は人生の充実を懇願して生きていますが、手間をかけることを何よりも嫌う傾向にあります。
AIが発達して、スマホを片手に、面倒なことは避けて通る。
これは人生の充実から遠ざかっている行為であると知ったほうがいいですね。
YouTubeやソーシャルゲームといったコンテンツに時間を奪われ、それこそが自分を満足させてくれると思っているのですが、そこにある大きな落とし穴に気づかない人が多すぎます。
本来もっと別のところに時間をかけて生きることが人生の充実につながるのです。
人生の充実 三大要素
内面の充実
一つ目は内面の充実です。
まずは自分自身を知ることはすごく大事で、自分がどんな人間でどんなことが好きなのか、それによってどんなところを得意分野として伸ばしていけるのかを知ることが出来ます。
それらを伸ばすために、自分に投資をして自己を伸ばしていくとが大切です。
勉強もそうですが、本を読むことや、人生のあらゆる体験などもそうです。
身近なところで言えば料理や食事もその一つ、日々大切にすることで人生が変わってきます。
料理は時間を奪いますが、達成感が味わえます。
味がどうこうではなく、自分で作り上げることが大切です。
味をしっかり感じることで、食事をしたという認識を持つことが出来ます。
そうすると、食事に満足感を得られることになります。
何より、味をしっかり感じることで、味の記憶などにもつながり舌も鍛えられるというメリットもあります。
そしてこのしっかり食事をとるということが次項の健康にもつながるのです。
健康
あえて説明する必要もないかもしれませんが、健康こそが人生の充実に最も必要であると思います。
もちろん、身体の健康だけでなく、心の健康も同じように必要です。
免疫学的にも、人間の免疫の70%は腸で作られ、残りの30%は心で作られます。
心の状態も健康に大きく関係しているんですね。
自分を健康に保つためには、やはり手間をかけることが必要です。
運動、睡眠、食事、これらの質をよくするにはやはり手間がかかりますよね。
しかし、手間をかけることが決して苦になることはありません。
前項でお話しした通り、料理は何かを作ることで体験と達成感を味わうことが出来ますし、運動は集中力を向上させたり、清々しい気持ちにもさせてくれます。
最初の一歩は手間で少ししんどいかもしれませんが、何度かやるうちに充実へと変わっていくのです。
人間関係
最近は人との交流を嫌う人が増えています。
特に若者の世代に多く、一人の時間を大切にするといいながら人との交流を避けるのです。
人は孤独であると多大なストレスを感じることをご存知でしょうか?
人は本来人に必要とされることを望む生き物です。
承認欲求もそうですが、人に認められることは何よりも内面の充実につながります。
なので、誰かに親切にすることや、認めてもらうために何か努力をするということにもつながるので、人間関係というものをおろそかにすることは避けたほうがいいですね。
充実するとよく眠れる
毎日仕事だけでなく、人との関わりや趣味や料理など、体験することや頭を使い考えることで充実します。
こうやって一日を過ごしすと、とてもよく眠れます。
子供が夜ぐっすり眠るのは毎日が充実しているからです。
たくさん走り回り、たくさんのことに興味を持ち考える。
日々を一生懸命生きている子供たちの人生は充実以外の何物でもないのです。
これは子供だから、時間があるからではありません。
ただ何かに興味を持ち、素直な気持ちでそれをしたいと思うかどうかです。
子供たちは素直に興味を持つことで、自分がやりたいことをいつもいつも探しているのです。
仕事から帰ってきたら疲れている、夜はゆっくりしたい、その気持ちはよくわかります。
しかし、素直に充実した人生を送りたいと素直に思えたら、自分のために何かをすることも実際できます。
そのやりたいことを探すために、自分を知る事や体験が必要なのです。
お茶には全部そろってる
お茶に入れには人生を充実させる3大要素がすべて含まれています。
お茶を淹れるというのは、ただ淹れるだけではな、作り上げることにつながります。
お茶は淹れる人によって味や香りが変化します。
淹れ手が何を大切にし、意識するかで変わる、まさにアート。
つまり一回一回作品を作るという達成感を味わうことが出来ます。
そして健康に関しては言わずと知れた、まさに健康成分の宝庫。
というより、緑茶に含まれるカテキンがあらゆる健康効果をもたらしてくれる、魔法のような飲み物です。
もちろん人間関係にもしっかり寄与します。
あなたも時々使いませんか?「お茶でもどうですか?」という言葉を。
古くからお茶は人と人をつなぐ役割を担ってきました。
一杯のお茶がその場の人たちを、立場を関係なくしてつなぐことができました。
茶の湯という、【千利休】の思想には、そういった願いも含まれています。
必ずしもお茶である必要もないと思います。
それがコーヒーであったとしても、自分が動く事には変わりません。
料理であってもお菓子作りであっても、、
最後に
現代人はスピード感の中に生きています。
時間がかからないことが正義、いかに手間をかけずに物事をこなせるかに注力しすぎたと思っています。
しかし、それは裏を返せば時間に追われているということ。
仕事やゲーム、手間のかからない事こそ自分を満足させるものだと錯覚してしまっています。
残念ながら今の現代にスピード感から完全に抜け出すことは不可能です。
便利なものを知ってしまったら、あえて不便に戻ることは誰も望んでいません。
でもそんなスピード感の中で、ほっと一息つける時間もまた必要なのではないでしょうか?
そんな時間の中に本当の充実があって、人生を豊かにしてくれる、それは時々ではなく日々の生活の中にあるべきものだと思います。
スマホがなくては生きていけません。
それは僕も同じです。
スマホの活用は大切です、情報収集のための検索やYouTube、電話、時にはソーシャルゲームで生き抜きも必要かもしれません。
でもそれらは決してあなたを満足させるものではないということを覚えておいてください。
人生を充実させてくれるのはいつだって、身をもって体験することと、考えることです。