コラム

僕はお茶好きを増やそうとは思わない

本当はお茶が好きな人が一人でも多い方がいいんですよ(笑)
それはもちろんなんです!

でもあえて興味を持たせようとか、知ってもらおうとかはあまり思わなくてもいい気がするんですよね。

それよりも何よりもただただお茶が好き、人よりも多くお茶が飲みたいし、人よりも長くお茶に携わっていきたいし、誰よりもお茶が好きでいられたら幸せかなって思います。

僕がそうしている方がお茶好きの人、増えると思うんですよね。

だって誰かが美味しそうに何か食べてたり、楽しそうに何かしてたら気になりません?
「何それ?美味しそうだね!私も飲んでみたい!」そう言われた時に初めて最高のお茶を淹れてあげたらいいんじゃないかと思います。

僕が最近まで所属していたとある会社での話ですけど。
会社のオフィスで仕事しながら急須でお茶淹れて飲んでました。
仕事の合間のお茶とか本当に美味しいですよ!
ほっと一息、これで午後からも頑張れる!
そうやって毎日お茶を飲んでいたら、「俺にも淹れて!」って言ってきた人がいました。

気が付けばフロア中の人みんなにお茶を淹れてましたね(笑)
その後なんと社長や外部からのお客さんにまで淹れるということにまで発展し、しばらくお茶を淹れることが仕事になりました(笑)

それまでコーヒーを飲んでた人がお茶に切り替わったり、自分で急須を買って淹れる人まで現れました!
「なるほど、ファンはこうやって増えていくんだな」そう思った瞬間です。

どんな分野でも同じだとおもんですけど、その手のプロが観客や視聴者に興味を持たせようと語りかけてはこないですもんね。
その人たちが頑張ってる姿、楽しそうにしている姿、輝いている姿を見てみんな憧れると思うんですよ。

その人自身が誰かに憧れたからそれやり始め、楽しくて楽しくて仕方なくて、続けていた結果、誰かに憧れられていたんです。

僕も憧れている人がいます。
その人のお茶は美味しいです。人々を笑顔にするんです。
そして僕もその人のお茶を飲んでお茶が本当に好きになりました。
だから今はとにかくたくさんのお茶が飲みたい、それだけです!
お茶が好きすぎて急須に残った茶殻も食べます!
ポン酢や出汁醤油をかけて食べたら絶品です!おススメです!

話それましたが、とにかく僕だけはお茶が好きでいようと思います。
誰かに淹れてと頼まれたら最高のお茶を淹れて差し上げます!

美味しいって言って飲んでくれたらうれしい!