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蜂蜜の魅力と効果 花の種類だけ蜂蜜の種類がある

蜂蜜、お好きですか?
とても甘くて美味しい蜂蜜、名前を出しただけであー食べたい。
そんな蜂蜜について知ってみませんか?

今日の内容 
・蜂蜜について
・蜂蜜の魅力
・なぜ赤ちゃんは食べちゃだめなの?徹底解説!
・蜂蜜が好きになる楽しみ方

これであなたも蜂蜜についてばっちりです!

Contents

蜂蜜とは

蜂蜜とはミツバチが、花から集めてきた花蜜を巣で貯蔵し、水分を飛ばしたものです。

花蜜の成分であるショ糖を、ミツバチが唾液成分で果糖とブドウ糖に分解したもので、糖分80%と水分20%の構成でできてます。

ちなみに、糖分が80%になるまで、ミツバチたちが3日~4日羽ばたき続けることで水分をとばします。
気の遠くなるような努力から生まれた蜂蜜は、自然界で最も甘い蜜だと言われています。

なぜ蜂蜜を作るのか

蜂蜜はミツバチが自分たちの食糧や幼虫のえさのために作り出します。
面白いのは、ミツバチの巣は蜂蜜を食べて生成される【蜜蝋】という物質でできているということです。
まるで天然のお菓子の家ですね。

蜂蜜の等級

蜂蜜には等級が存在します。
・純粋蜂蜜:ミツバチの巣から取り除かれたままの純粋なもの
・精製蜂蜜:純粋蜂蜜から臭いや色を取り除き白色化させたもの
・加糖蜂蜜:純粋蜂蜜に糖分や添加物を加えたもの

純粋蜂蜜は特に加工がされておらず栄養価もかなり高いです。

加工による品質

生絞りと遠心分離処理

蜂蜜は蜜蝋と呼ばれる、いわゆる巣の部分から蜜を取り出します。
その際に遠心分離機を使用する方法を【遠心分離処理】といいます。
分離された蜂蜜をフィルターにかけて完成です。

これに対して遠心分離をかけずに直接手で絞る方法を【生絞り】と言います。
【生絞り】にすると、濃厚かつローヤルゼリーの成分が入るのでとても高価です。

加熱処理蜂蜜

蜂蜜はミツバチが4日ほど羽を羽ばたかせて水分を飛ばし、完成します。
これを「完熟」と呼んでいます。
多くの養蜂家はこの「完熟」を待たずして蜂蜜を採取し、人工加熱によって水分を飛ばす方法をとります。
その理由は蜂蜜の原料の花が咲いている期間が限られるため、その期間内にたくさんの蜂蜜を作ってもらうためです。
加熱処理を行うと下記のことがおこります。

・変色
・風味の変化
・ビタミンCなどの減少
・酵素の減少
・保存性の低下

日本の蜂蜜の99%以上は加熱処理をされています。
理由はコストダウンです。
味的にはエグ味が出て、香りが変わりますが純粋蜂蜜の中では安価です。
本当にいい蜂蜜は非加熱処理を宣伝しています。

まとめると

加熱処理は水分をとばすために行われます。
殺菌のためではありません。



蜂蜜は糖度が高いことと、酸性である事に加え、過酸化水素が酵素として含まれているため微生物の増殖を抑え、さらに外からの侵入も防いでくれます。糖度が80%あることも殺菌のいらない理由です。
ほとんどの微生物は糖度が高い環境下では増殖をすることができなくなります。
蜂蜜と言えば有名なボツリヌス菌も実は蜂蜜内では増殖できないのです。

なぜボツリヌス症になるのかは、この後解説しています。

蜂蜜の魅力 花の数だけ味の種類がある

ここからは蜂蜜の魅力です。
蜂蜜の瓶にレンゲや桜などと書いてあるのをご存知ですか?
僕も最近知ったのですが、気になって何種類か買って食べ比べてみたら、なんと味が違いました!

蜂の面白い習性

蜂蜜はミツバチが花から集めた蜜そのものです。
花は季節や場所によって変わりますが、実は同じ巣の蜂は同じ種類の花から蜜を取ります。
これはミツバチが持つ習性で、養蜂家はこの習性を利用してたくさんの種類の蜂蜜を作ります。
花の種類もあらゆるものがあります。
桜、レンゲ、リンゴ、ミカン、シナの木、蕎麦、モチノキなどなど、、

年によって花蜜の取れる量が違うので、ミツバチが蜂蜜を作る際に一種類の花では足りない時は、別の種類の花蜜をとってくるそうです。
そうしていくつかの種類の花で作られた蜂蜜は【百花蜜】と呼ばれます。
ミツバチも臨機応変に動くのです。

いろいろな花から蜜を集めます。

蜂蜜の豊富な栄養効果

蜂蜜は古くから薬としても利用されていたほど抜群の栄養効果があります。

グルコン酸がビフィズス菌の増殖を促す

グルコン酸には抗菌作用があり、腸内の悪玉菌をやっつけます。
それにより、ビフィズス菌などの善玉菌がより活性化します。
さらに、善玉菌のえさとなるオリゴ糖も含まれているので、腸内環境を整えるのに役立ちます。

頑張りたいとき、ダイエット効果にも

果糖とブドウ糖は吸収がよくすぐにエネルギーになります。
特に脳のエネルギー源であるブドウ糖が豊富に含まれているので、仕事や勉強の前に取ると効果的です。
蜂蜜に含まれる糖類はすぐにエネルギーに変わるため、太りにくいです。

美肌効果、肌に塗ると美容の効果も

蜂蜜にはカリウム、カルシウム、亜鉛などのミネラルや美容に関係するポリフェノールが豊富に含まれているので、美肌効果が期待できます。
また、蜂蜜には保湿力があり、肌に塗るとすべすべになります。
さらに抗菌作用があるので、炎症部分などに塗るのもよいとされています。

マヌカハニー

マヌカハニーとはニュージーランド原産の【マヌカ】という木の花蜜から作られた蜂蜜です。
栄養価も高く、優れた抗菌作用がある事から感染症にいいとされています。
特にマヌカハニー特有の成分【メチルグリオキサール】が高い殺菌効果を生みます。
ピロリ菌などの悪玉菌にも効果があるので、整腸作用にはかなり効果的です。
現地の人はその効果を期待し、煮詰めて飲料として飲んでいました。

乳幼児が蜂蜜を食べられない理由

1歳未満の乳幼児に蜂蜜を食べさせてはいけません。
これはボツリヌス症というものが発症し、最悪の場合死にいたるからです。
なぜ食べさせてはいけないのか、詳しく説明します。

ボツリヌス菌に負けてしまうから

1歳未満の乳幼児は腸内環境が整っていないのでボツリヌス菌に負けてしまうからです。

ボツリヌス菌は、蜂蜜の中では増殖せずに休眠状態にあります。
その状態で体内に入り、腸内で増殖し始めます。
ある程度増殖をしたのち毒素を産出します。
この毒素がボツリヌス症の原因です。

成長し腸内環境が整うことでビフィズス菌が力を発揮するようになります。
そうなるとボツリヌス菌は腸内で増殖できなくなります。

簡単に説明しますと

大人になると腸内のビフィズス菌がボツリヌス菌を倒してくれますが
乳幼児の腸内にはビフィズス菌があまりいないので、ボツリヌス菌を倒しきれず、増殖してしまいます。

ボツリヌス菌が蜂蜜にいる理由と発症メカニズム

ボツリヌス菌は土壌や河川など、もともと自然界に広く存在する菌です。
そのため、大自然を飛び回っているミツバチに付着して巣に持ち帰ることはごく自然なことです。

ではなぜそこで毒素を出さないのか
ここから少し専門的な話になります。

ボツリヌス菌は偏性嫌気性菌と呼ばれる菌で、酸素がある状態だとあまり増殖することが出来ません。
そのため自然界であまり増殖することもなく、ミツバチの巣の中でも増殖しません。

では蜂蜜の中はどうなのか?
蜂蜜は密閉されると嫌気状態、つまり酸素がない状態なので増殖しがちかと思いきや、糖度というもう一つの壁があります。
それは微生物が糖度の高い環境では増殖できないということです。
ボツリヌス菌も例外ではなく、蜂蜜の中では増殖できません。
ただ厄介なことに死滅はせず、休眠状態で潜伏した状態なのです。

この休眠状態が、乳幼児の腸の中で解除されて増殖します。
しかし、腸の中にビフィズス菌がいると休眠状態が解除されず、増殖できずに終わります。

簡単に説明しますと

ボツリヌス菌は自然界からミツバチが連れてきて蜂蜜に入ります。
しかし、蜂蜜内では増殖できず、生きたまま潜伏します。

ビフィズス菌のいない乳幼児の腸がボツリヌス菌にとってとてもいい環境であるため、増殖しボツリヌス症を発症させます。 

 

乳幼児のビフィズス菌の伝達についてはまだ解明されていませんが、仮説としては、母親の母乳であったり、膣内や血液を介してなど様々です。
ただ一つ言えることは、母親から受け継がれ、免疫システムなどが構築されていくということです。

余談ですが、コアラは赤ん坊の時はユーカリの葉を食べることが出来ません。
乳離れをした後、母親の糞を食べて腸内にユーカリの毒素を分解する微生物を伝達してもらうのです。

どんな動物も生まれたばかりの時は何もできないのです。
免疫力は母の協力のもと、成長に伴い培われていくのですね。

蜂蜜を食べよう

蜂蜜の楽しみ方を紹介します。
パンに塗ってもお菓子に使っても、何をしても美味しい蜂蜜。
あえて紹介する必要もないかもしれませんが、一応僕の楽しみ方を紹介します。

ちなみにあまり知られていませんが、蜂蜜は金属に触れると変質してしまうので、ハニーディップというものを使う方がいいそうです。
ハニーポットに入れてもオシャレでいいですね。

食べ比べ

蜂蜜は花の種類だけ味が存在します。
同じ蜂蜜だろうと思うかもしれませんが、実際味の違いに驚きます。

蜂蜜が嫌いでなければ一度食べ比べてみてください。
恐らく蜂蜜にもっと興味がでてきますし、こういう興味から食が楽しくなります。

蜂蜜×ヨーグルト=免疫力UP

蜂蜜に含まれるオリゴ糖と抗菌作用とがビフィズス菌やその他の乳酸菌の活性化を促します。
なので、ヨーグルトと一緒に取るのが免疫力UPには効果的です。

僕は普段 ヨーグルト×蜂蜜+緑茶 という感じです。
これで免疫はばっちりですね。

結晶化について

蜂蜜に含まれるブドウ糖が温度の関係などで変化し、結晶化します。
これは自然のものであるため防ぐことが出来ませんが、品質が落ちているわけではありません。
結晶化は蜂蜜に熱を加えることで解消されますが、風味が落ちることと保存性が悪くなるのでなるべくそのまま召し上がってください。
シャリっとした食感が案外クセになります。

蜂蜜酒

蜂蜜がお好きなら必ず通ってほしいのが蜂蜜酒です。
クレオパトラも飲んだと言われる【ミード】という人類最古のお酒です。
ワインより起源が古いものになります。

味わいは想像とは違い、あまり甘くなく、どちらかというとビールに似た味わいです。
ほのかに蜂蜜の風味がして何とも上品な味わいです。
他にも種類はたくさんあるので、お気に入りの1本を探してみてください。

終わりに

蜂蜜がもっと好きになりましたか?
起源前6000年も前から利用していて、これだけ科学が進歩した中でもまだまだ分からないことが多くあります。
味の構成や、保存性など大自然が生み出す複雑で美しい恩恵に私たちはこれから多くのことを助けてもらうのでしょうね。

ちなみに、蜂一匹がその一生で集められる蜂蜜の量は、
およそティースプーン一杯分です。
紅茶に入れる一杯は一匹の蜂の命ですね。
感謝して飲みましょうね!