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失敗しないお茶の選び方

チャバスティ先生
チャバスティ先生

今日は美味しいお茶についてお話しします。

待ってました!
お茶選びって困りますよね、、、
どれを買えばいいかとか、どこで買えばいいかわからないし、、、

今日の悩み 
・お茶を選ぶために知っておきたい嗜好について
・お茶を買うときのポイント
・最初に選ぶならこれ(参考にしてください)
チャバスティ先生
チャバスティ先生

では、しっかりいいお茶を選べるように勉強しましょう!

嗜好の基準

お茶は種類によって味や香りが全く違います。
飲み比べると素人でも違いがはっきり分かります。

そこで、お茶の嗜好について少し知っておいてください。
自分の好きなお茶はこういうタイプだと知っておくと、選ぶのに苦労しなくなります。

高級品としての美味しさか、身体にやさしい美味しさか

煎茶には二つの美味しさが存在しますが、
一つ目が:強いうま味のある高級品としてのお茶
二つ目が:有機で作られた身体にやさしいお茶

どちらもこだわって作られたお茶であるため、値段にそれほどの差はありませんが、その味わいは全く違うものになります。

一つ目のお茶はうま味を重視した味がいいお茶です。
飲んだ瞬間の「ほっ」とする感覚と贅沢な味わいがなんとも言えません。
色なども見た目もいいものが多いです。
香りも非常によく、品種特有の香りも強くでます。
ただし、栽培の方法によって毎日飲むお茶には適しません。
イメージとしては高級なお肉のような感じです。
決して飲むと身体に毒というわけではないのですが、毎日飲むには少し濃いというまさに高級品という感じです。


二つ目のお茶は自然の味わいです。
お茶が本来持つ【土の香り】や【お茶の木の香り】は自然仕立て育てることで非常に強く感じます。
飲むだけでお茶園の風景が思い浮かぶというのは、まさにこう言ったお茶のことを言います。
味わいも優しく、飲み飽きない味です。
ただし、お茶の魅力であるうま味やはそんなに強く感じられないものが多いです。

味を重視するか、香りを重視するか

お茶を淹れる時にどういう味にするかの基準です。
うま味などの味を重視するか、香りを楽しみたいかで選ぶお茶が変わります。

味を重視した場合、まったりとしたうま味と優しい甘味が「ほっ」とリラックスさせてくれます。
家事や仕事の合間か寝る前に飲むととても心地よい気持ちになります。

香りを重視した場合、透き通るような香りにエッジの効いた苦味が加わります。さらに、キレのある渋味も感じられます。
朝スッキリしたいときやこれから何か頑張るときにとてもいいです。

チャバスティ先生
チャバスティ先生

一つ昔前はお茶と言えばうま味でしたので、それ以外の選択肢はないと言った感じでしたが、
最近は新品種の増加や人々の嗜好の変化で香りのお茶というものが流行ってきています。
味か香り、それぞれに合ったお茶が売られていますので、自分の好みに合ったお茶を選びましょう!


普通蒸しなのか、深蒸しなのか

煎茶は大きく分けて二つ種類分けられます。
一つ目が:普通蒸し煎茶(浅蒸し煎茶)
二つ目が:深蒸し煎茶

一つ目の普通蒸し煎茶(浅蒸し煎茶)はお茶の香りがしっかり味わえます。
色も透き通り、苦味、渋味もしっかり味わえます。

二つ目の深蒸し煎茶はどっしりしていて飲みごたえがあります。
味も総合的な味わいで、全体的にまろやかで苦味渋味が強くなく飲みやすいです。
お茶の組織が細かくなるので、淹れたお茶は透き通っておらず、濁っています。

チャバスティ先生
チャバスティ先生

地域によっては昔からどういうお茶を飲んでいるというのが決まっている場所もあります。
自分が普段飲んでいるお茶がどんなものかを把握しておきましょう。

選び方

煎茶を買うとき絶対失敗したくないですよね。
一袋1000円前後するものなので、飲めない、、、なんてことになると大変です。
そこで、失敗しない選び方をお教えします。
最初はどんなお茶を選べばいいか悩むところです、
是非参考にしてください。

品種や産地

品種は現在200種類近く存在し、どれがいいか判断するのは大変です。
ここでは流通量が多く手に入りやすいものと、最初に飲むと今後選ぶ時の基準になりそうなものを挙げました。

・やぶきた キレのいい渋味があり、お茶の味の基準になる
・さえみどり 色がよく、
・あさつゆ 天然玉露と呼ばれうま味が強い 
・おくみどり あまり主張しない あっさりして飲みやすい


産地については静岡県か京都だと思いますが、実際は全国どこの県でも栽培しております(市場に出ていないお茶もある)
なので実際どこの県のお茶でもいいと思いますが、大まかな特徴と有名な産地を挙げておきます。

西日本
温暖な気候のため、お茶の葉肉が薄く、うま味や甘味などを感じやすい。
特に九州のお茶は飲みやすく、お茶初心者にオススメです。
・京都(宇治茶)
・奈良(大和茶)
・福岡(八女茶)
・鹿児島(知覧茶)

東日本
葉肉が厚く、滋味を感じやすい。
東日本は流通量の問題からほぼ静岡県一択ですが、埼玉県や茨城県など銘茶を作る県があります。
・静岡県(掛川茶、川根茶、本山茶など)
・埼玉県(狭山茶)
・茨城県(奥久慈茶)

味と香りは

味と香りに関してはどちらがいいかはっきり分かれる人はそんなにいませんが、明確な違いがあります。
飲むシーンに合わせて選びましょう。
味のお茶
・「ほっ」とリラックスしたいとき
・ぼーっと考え事をしたいとき
・寝る前

香りのお茶
・スッキリしたいとき
・仕事や家事、何かを頑張りたいとき
・朝起きたとき

味と香りは淹れ方でも変えられるので、シーンによって飲み方を変えることができます。
ただ、お茶によっては味を重視した方が美味しい物と、香りを出した方が美味しいものがあります。
購入するときにお店の人に聞いてみましょう。

チャバスティ先生
チャバスティ先生

味と香りは嗜好やシーンの他に、抽出される内容成分が変わってきます。
味を重視した時は、【テアニン】といううま味成分が多く抽出され、香りを出すと苦味成分の【カフェイン】や渋味成分の【カテキン】が多くなります。

蒸具合は

蒸具合も好き嫌いありますが、お茶本来の持つ特徴である渋味、苦味、香りを楽しみたいならな【普通蒸し(浅蒸し)煎茶】、淹れやすくまろやかで飲みやすいお茶を選ぶなら【深蒸し煎茶】です。

淹れ方や思考の幅など、より世界が広がっていくのは【普通蒸し(浅蒸し)煎茶】です。生産条件の違いで全くと言っていいほど味も香りも変わりますので、新しい発見もあります。
ただ、美味しく淹れるのに少し練習が必要です。
そして、お茶本来の香りや滋味(植物感のようなもの)が苦手な人には少し飲みづらいかもしれません。

【深蒸し煎茶】は広がりこそあまりないものの、安定感があります。
恐らくどこの産地のお茶を選んでもたいてい美味しいです。
ただ、産地によって味や香りは多少変わりますが、どうしても似たり寄ったりな味になります。
飲みごたえがあり、そのまろやかさはとてもクセになりますので
何も考えずお茶をがぶがぶ飲みたい人にはいいかもしれません。
一度飲み比べてみてどちらが好きか試してみるのもいいかもしれませんね。

オーガニックがいい?

少しずつ増えてきていますが、全国的にはまだ少ないです。
なのでオーガニックに関しては絶対ではありませんが、やはり身体に馴染むお茶ではあるため個人的にはお勧めします。
オーガニックのお茶はうま味が強くないので、最初は物足りないかもしれませんが毎日飲んでも飲みつかれないので、一つ二つ自分に合ったものを探しておきたいものです。

購入場所

お茶を購入する場所は次の2択です
・お茶の専門店(デパート、を含む)
・茶園(自園自製農家)

《POINT》
1.こだわったお茶を売っていること
2.お茶に詳しいスタッフがいること
3.試飲させてくれること

上の3つが揃っていることが大切です。
一つでもかけていたらその店では買わない方がいいです。

お茶はこだわりの物しかないことは当然ですが、どんなお茶が欲しいか話したときに、適切にアドバイスをしてくれたりオススメを教えてくれたりします。
また、一番大切なのが試飲です。
今のご時世ですが、その場で一から淹れてくれるお茶は安心です。
お茶は味を気に入ったものを買うという暗黙のルールみたいなものがあります。
それは、お客と店、つまり人と人をつなぐということで昔から大切にされてきているようです。
試飲させてもらえたら間違ったものを買う心配もないですし、お茶淹れのコツなんかも教えてもらえる時があります。

 スーパーや大手企業のお茶は注意!!

安くてどこでも買えるお茶は消費者にとってもうれしいことだと思います。
しかし、本当に美味しいお茶は決して安いとは言えないし、普段からどこにいても手に入るものではございません。

農家が丹精込めて育てた一本一本に本来の美味しさが詰まっています。
それは決して規模の大きいものではなく、全国的に有名な茶園はほとんどないのが現状です。

ただはっきり言いますが、本当に美味しいお茶は大手企業やスーパーでは手に入りません。
もちろん、スーパーでも地元のお茶屋さんのお茶を扱っていたら別です。
しかし、誰もが知っているような大企業の作る安くて大量生産されているお茶がほとんどです。
ちなみに、デパートに入っている大手企業のお店もおススメしません。
スタッフにあまり知識がなかったり、試飲させてくれないところがあります。

これが絶対ダメとは言いませんが、せっかく飲むなら満足するお茶がいいですよね。

値段について

煎茶は100g、1000円前後で、この値段を超えてくると高級煎茶と呼ばれます。
しかし、この値段が基準であり、高級でめちゃくちゃいいお茶であるというわけではありません。
お茶の専門店に行くと、煎茶でも100g700円前後などもう1ランク下のものも存在しますが、最初はあえて1000円前後を選ぶことをおススメします。
その方が満足します。
また、100g1500円や2000円を超えてくるといいお茶です。
これらは淹れ方に少し慣れてきてから購入することをおススメします。

迷ったらこれ

《本当にどれを飲んだらいいかわからない時は》
静岡県の 【やぶきた】品種!

【やぶきた】はすべてのお茶の基準になるお茶です。
そしてその【やぶきた】が一番美味しく育つのは生まれ故郷である静岡県です。
正直間違いがないので、本当に最初に飲むお茶としても最高だと思います。



《うま味、甘味を存分に感じたいなら》
福岡県 八女茶

気候も温かく、葉肉が薄いお茶が育つ九州では、お茶の滋味よりもうま味や甘味といった味わいが目立ちます。
お茶を飲みなれない人はまず九州のお茶から入るとよいと思います。



《香りを感じたい、香りマニアは》
滋賀県 朝宮茶

香りのお茶を好きになるきっかけにするには最高のお茶です。
国内でも特に変わった香りがする産地で有名です。
本当に変わっているのですが、その香りは極上品です。

終わりに

チャバスティ先生
チャバスティ先生

いかがでしたか?
最初に選ぶお茶の参考になりましたか?

お茶選ぶのって結構難しいと思ってましたけど、
好みがはっきりすれば意外とわかりやすいんですね!!

チャバスティ先生
チャバスティ先生

お茶は選択肢の多い作物ですね。
確かに何も知らない状態で選ぶのは大変です。
私自身も最初はとても驚きました。
ただ、お酒と同じでその産地で全く違う味や香りというのが何とも面白い作物だとも思います。
お茶は魅力が絶えないんです!

まさに地酒ならぬ、地茶!ですね!

チャバスティ先生
チャバスティ先生

その通りですね!
自分だけのお茶を探しに行くのも面白そうですね!