緑茶は舌を鍛える最強の嗜好品だ!料理の味が分かるようになる。

緑茶って健康にいいから飲んだ方がいいと言われるし、飲んだ方がいいとはわかっているけど、健康にいいって理由だけだといまいち行動に移し切らない、、、

この記事は、そんな人のために緑茶の健康以外でのメリットを紹介する記事です。

緑茶を飲むと舌が鍛えられ、料理や食べ物の本当の味をることが出来るようになるって知ってますか!?

緑茶は嗜好品です。
緑茶は嗜好品の中でも滋味(素材そのものが持つ香りや味のこと。お茶であれば植物由来の甘味、苦味や香り)のバランスがとても優れている飲み物で、質の良い甘味、苦味、うま味の他に、香りもよく【食育】にも使用されます。

特にうま味日本食にとても重要な味覚の一つで、みそなどの発酵食品の他に、幼いころから緑茶を飲ませて養う地域も存在します。

欧米ではこのうま味を感じづらい人も多くいますが、うま味は後天的に取得することができるので飲み続けることで感じるようになることが出来ます。

この記事をお勧めする方

・緑茶の魅力を健康以外の目的で知りたい方
・食に関心があり、食の幅を広げたい方(舌を鍛えたい方)
・嗜好品に興味があり、嗜好品の活用法を知りたい方

目次

舌が鍛えることの重要性と喜び

人は毎日食事をします。
その食事についてあなたはどこまで意識したことがあるでしょうか。
美味しいものを食べたとき、そのおいしさをどこまで理解し、感動を味わうことが出来るでしょうか。
また、その感動をどこまで言葉にし伝えられるでしょうか。

人が太古の昔から培ってきた食の歴史を心から味わい感動することができれば、あなたの人生は今より何十倍も豊かになります。
その大きなきっかけこそが【舌を鍛えること】であります。

食について感動できる

結論から言いますと、食というものがとても楽しくなります。

【味】とは、とても複雑でいまだに解明されていないことも多いです。
実のところ緑茶の味についても未だに研究段階であり、成分の割合などの味の構成については結論づけられていないのです。
バナナ一つ食べても、その甘みと香りは何十、何百という成分から成り立っているのです。

ではそんなバナナ一つの味ですらこれまでより深く味を感じることが出来たらどうでしょうか。

ただバナナの味で、甘味があってという情報だけしかなかったものが、ほのかに青みがかった香り、程よい渋味、甘さもただの甘さからフルーツ独特の

こういったものが自然と感じられるようになってきます。
説明だけでは実感がわきませんが、こういうことが起こるということだけ知っておいてください。

どうすればそうなれるかは下の項目で説明しております。

料理の味が見つけられる

単体の食品、料理で言う食材の味を深く感じられるようになれば、次は料理の味の深みを感じることが出来るようになります。

料理とは人類史上もっとも優れた発明の一つだと私は思っています。
ただでさえ複雑な素材を何種類も掛け合わし、焼く、煮る、炒めるなどのあらゆる調理法を駆使しながら無限に創り出されていく芸術は、
甘味やうま味など素材の味をしっかり感じることが出来れば、その料理の良さがわかるようになります。

前菜のドレッシングのベースはどんな野菜か、スープの調味料は何か、メインディッシュの肉の甘味を強く感じることが出来、その風味を引き立てるソースは何を主に作られたものなのか、、、

料理人でなければ100発100中で当てることはできずとも、たくさんの味があることや料理のバランスやこだわりを感じることはできるようになります。
肉が甘いと感じるだけでも感動を覚えることが出来ます。
例えば名店はどうして人気があるのかや、高級料理のシェフのこだわりなどを見つけることが出来るようになるということです。
これは、ファーストフード店やファミレスにはないとっておきの隠し味です。
こうなると食事が一段と楽しくなります!

素材の味がしっかりわかる、作り手のこだわりがわかったときの感動は、未知のもを経験した時と同じぐらいの大きさです。

食事をするたびに楽しいなんていう毎日を想像してみてください!
食事を最大限楽しむことが出来る、現代人はみんなそうであるべきだと思っています。

味を記憶できるようになってくる 

人間の感覚でずば抜けて記憶しづらいのが【味覚】です。
例えば豚肉がどんな味かなど大まかには想像はできますが、それを完全に思い出すことは容易ではありません。
しかし、舌を鍛えることができれば味を記憶しやすくなります。

舌を鍛える以下のようなことが起こる
・素材の滋味や料理の深みを感じることができるようになる
・調味料の微妙な差異を感じとることができるようになる
・味の記憶を向上させることができるようになる

食通はみんな健康

素材の味を感じられるようになればあなたも食通です。

ちょっと話がずれますが、食通になると健康にもなれます。
嗜好品で舌を鍛えることで同時にいい効果が得られるからです。

実は唾液の分泌を促し、消化を助ける効果があります。
甘味、酸味、うま味などが味覚を刺激することで唾液の分泌を促すのですが、特にうま味は口の中に残るので唾液の分泌量がより多くなります。
唾液が出ることで味覚も鋭くなるので相乗効果も期待できます。

緑茶にはうま味成分であるグルタミン酸にが含まれているので、嗜好品として飲むにはとても良いです。

緑茶を飲むことで食事が楽しくなり、食事を楽しむことが健康にもつながるならこんなにいいことは無いですよね。

どうしたら鍛えられるのか

舌を鍛えるために最初にやるべきことは以下の2つです。

・特定の味、香り、風味を探し当てること
・同じ食品で味や香りの違いを把握すること
・味を意識すること

特定の味や香りを探し当てるというのは、その食材や料理から一つの味覚や香りを探し当てるということです。
例えばお茶を飲んだ時にお茶の【うま味】を感じることが出来るか、

同じ食品で味や香りの違いを把握するというのは、
これは嗜好品を楽しむことにおいて非常に重要な能力で、少しでもわかるようになるととても感動します。

緑茶は舌を鍛えるのに最適

なぜ緑茶がいいのか

1,緑茶は淹れる温度の違いで味や風味が変わります。
2,その風味の違いにうま味などの五味や香りに強弱があり、舌を鍛えるためにとても有効です。

緑茶は淹れる温度によって風味が変わります。
大きくわけて【熱湯】【60℃~80℃のお湯】【冷水】の3つの温度帯で淹れることが出来ます

60℃~70℃と聞くと少し難しいように感じますが、沸騰させたお湯を20分ほど放置させて使えばよいです。

やり方

1,熱湯で淹れたお茶を準備する
2,60℃~70℃で淹れたお茶を準備する
3,2つのお茶がある程度冷めたら飲み比べてみる。
どちらのお茶を先に入れても問題ありません。
飲み比べの際、ある程度冷めきってしまっても味の違いはしっかり感じることが出来ます。

ちなみに緑茶は【煎茶】を使用するようにしましょう。
人気の【ほうじ茶】や【番茶】では重要な五味が感じられなくなります。

なぜ緑茶がいいのか

緑茶には【甘味】や【苦味】の他に【うま味】成分が含まれています。
人の味覚発達必要な五味の内の3つを緑茶は含んでいます。

そして緑茶の優れたところは、
淹れるお湯の温度の違いだけで五味の強弱のバランスを変えることが出来ることです。

同じ茶葉を使って、お湯の温度差だけで違う味を出すことが出来るも
特に、うま味の強弱を調整できるので舌を鍛えるのにとてもいいです。
舌を鍛える最初の一歩は、食べた、あるいは飲んだものの中から特定の味覚や風味を探し当てることから始まります。
温度差で味を変えたお茶から、まずはうま味を探し当てます。
うま味がどんなものか探せたら、熱湯で淹れたお茶からも感じることが出来るようになってきます。

お茶を淹れることに慣れないなら味噌汁でもできます
少し手間ですが、出汁煎りと出汁なしで作り分けて飲み比べてみてください

同じ素材を比較することで感度を上げる

特定の食品や飲料を産地や製造元別で2~3種類を食べ比べ(飲み比べ)をすることで得ることが出来ます。

当たり前ですが、緑茶は緑茶の味がします。
コーヒーはコーヒーの味がします。

ですが、静岡県産の緑茶と鹿児島県産の緑茶は味が違います。
グアテマラ産のコーヒーとエチオピア産のコーヒーの味は違います。


実はこの食べ比べや飲み比べはとても衝撃的で感動します。

この味の違い、どんな風に違うか気になりませんか?

感度を上げるものとしては【嗜好品】と呼ばれるものを使えばどんなものでも鍛えることが出来ます。
ここからは緑茶だけでなく、いくつか嗜好品を紹介しますのであなたに合ったもので試してみてください。

緑茶

地域品種差による香り滋味

産地間の風味の差に感動する食品は、緑茶以上のものはないように思います。

お茶という馴染みがあり過ぎるもので、味の想像もよくできそうなものが産地間で全く違う風味を持つのですから、その事実を目の当たりにしたときは言葉を失います。

緑茶の五味で舌を鍛え始めたならその流れでこちらもやってみてください。
まずは産地間で2種類から始めてみましょう。

おすすめ!!

山年園

いつも買っているお茶屋さんで産地別のものを選んで飲んでみてください。
産地の差がなければ品種の差でも構いません、お店の方に尋ねてみてください。

注意点

お茶は【煎茶】で統一して飲み比べをしましょう。
一方が【煎茶】でもう一方が【ほうじ茶】となると比較が出来ません。
【煎茶】以外の緑茶で統一することも構いませんが、最初は【煎茶】が分かりやすいのでお勧めです。

コーヒー

同じコーヒーとは思えないほどの風味の差

コーヒーも嗜好品としてはとても愛さされているのではないでしょうか。
コーヒーは【深煎り】と【浅煎り(スペシャリティ)】コーヒーに大きく分けられます。
私自身専門ではありませんが、舌を鍛えるためによく利用するのが【浅煎り(スペシャリティ)】です。

スペシャリティコーヒーは香りがとてもクリアで酸味が少し強い傾向にあります。
そして産地によってコーヒーとは思えないほどの風味のものがあります。
正直、言われなければコーヒーだと気づけないのではないかと思うほどです。

行きつけのコーヒー屋さんに産地別のメニューがあるのであれば一度試してみてください。
ご自宅で淹れる方は、スペシャリティコーヒーと呼ばれる豆を購入して飲み比べてみてください。
世界が変わります!

おすすめ!!

注意点

飲み比べの際は焙煎具合を統一してください。
【スペシャリティコーヒー(浅煎り)】と【深煎り】を飲み比べるとあまり差が分かりません。

チョコレート

チョコレートは産地間で風味がかなり違ってくるのがとても面白いです。
香りだけでなく苦味の質や、砂糖を加えたときの甘さの感じも産地によって異なります。

チョコレートはとても馴染みのある食品なのでとても受け入れやすく、その上ではっきりとした差が感じられるのもお勧め理由です。

チョコレートはBean To Bar(ビーントゥバー)というカカオ豆からチョコレートになるまで一貫して製造を行っているものがお勧めです。
雑味がなく、くちどけも柔らかくなります。
直観で気になった国(産地)のチョコレートを2~3種類ほど食べ比べるのがお勧めです。

迷ったら!!

注意点

チョコレートで食べ比べをする際はカカオ含有率が60%以上のものを選びましょう。
カカオの含有率が低いと香りの違いを感じることが難しくなります。

日本酒

日本酒はフルーティやフローラルなどの香りを楽しむことが出来ます。
日本酒は使用されるコメの研ぎ具合で風味が大きく変わります。これを歩合(ぶあい)といいます。
歩合の数値により、吟醸、大吟醸などのグレードがわかれます。
数値が小さくなるほど日本酒の雑味がなくなり透明感のある味わいになる傾向にあります。

日本酒も嗜好品としてはとても面白く、飲み比べをした時の感動はとても大きいものになります。
お好きな方は産地別の飲み比べを是非試してみてください。

おすすめ!!

舌を鍛える食事

舌を鍛えるのお勧めできる食事が【ラーメン】です。

ラーメンは五味である【甘味、うま味、塩味、苦味、酸味】がバランスよく組み込まれている料理の一つです。
しかもその五味の強弱が極端すぎず、それぞれを程よく感じることのできる料理は他に類を見ません。

ただ、食べ比べをすることが容易ではないため、味覚について少し慣れてから取り入れることをお勧めします。

私の経験上ですが、名店と言われるお店ほど五味のバランスが良いです(例外はあります)

五味すべてがスープから感じられるのか具材から感じられるのかお店により様々ですが、それらを探し当てることが出来るようになればよりおいしく食べることが出来ます。

以下は私の愛読書です。
味について、舌を鍛えることについての情報をお探しの方で他に良い著書などが見つからない場合はこの1冊で十分だと思います。

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意識するだけでも変わる

舌を鍛えるために一番簡単な方法は【意識】するということです。

普段の食事、あるいは何かを口にしたときそのものがどんな味なのか、どんな味が隠れているのかを意識して探してみてください。
実はそれだけであなたの味覚はよくなり、感度も上がっていきます。

味覚とは味を識別する能力ではありますが、そもそも普段意識しないのでその能力を発揮できていないことが多いです。

今あなたが食べたもの、甘いものならその甘さ以外にどんな味があるのか、香りがあるのかを探ってみてください。

舌を鍛えるために幼い時からお茶を飲む習慣をつけることも大事

舌を鍛えることは少し話がそれるかもしれませんが、お茶を飲む習慣から発展させることが出来るというお話です。

後天的に発達する味覚がある

人の味覚は先天的に発展するものと後天的に発展するものがあります。
そして、味覚の弱い部分は鍛えることにより敏感にさせることが出来ます。

そもそも舌を鍛える際に後天的に発展、発達する味覚があります。

欧米人はうま味に弱い

欧米人の中にはうま味を感じることのできない人が一定数います。
これは食文化の関係で、出汁という概念がない地域に発生します。
それでも気づいた時からうま味のあるものを食べ続けることによって感じるられるようになってきます。

渋味は後天的に発展する味覚

渋味は後天的に発展する味覚です。
そのためお茶の渋味が苦手な人が飲み続けていたら好きになったということがよくあります。

人は年を取ると食の好みが変わる人がいますが、その要因の一つが後天的に発達した味覚の存在があげられます。

幼いころからお茶を飲むといい

全国各地にあると思われますが、私が知っているところで滋賀県の近江地方では子供が小さい時からお茶を飲ませる習慣があります。
緑茶を幼いころか飲むことで食育になると、大昔から伝わっています。
滋賀県は米どころで、料理がとても美味しい場所であるというのには納得がいきます。

お茶のにはカフェインが入っているのに小さい子供でも大丈夫?

お茶のカフェインは確かに気になりますよね。
その答えは【番茶】です。

番茶はカテキンが豊富に含まれるが、少ないものでカフェイン含有量は煎茶の半分ほど

今は番茶もあらゆる考えで作られますが、秋番茶や秋冬番茶といった番茶はカフェイン含有量が少なく、お子様でも飲んでいただけるものになります。
お茶を子供に飲ませる地域でもこの番茶を飲んでいます。

なぜ番茶が飲まれたのか

番茶は秋口や冬前に摘まれたお茶が一般的でした。
かつてお茶は高級品で、味が一番乗っている春茶(新茶)は庶民が飲めるものではありませんでした。
そのため、庶民は番茶のようなグレードの低いお茶を飲んでいました。
また、滋賀県は栄西禅師がお茶を広める前からお茶が伝わった地域で、お茶の飲み方などは歴史共に根付いてきた地域です。
つまり、健康や体のことに気を使って飲むお茶はどれがいいかをよく知っていたというわけです。

ご家族に小さなお子様がいらっしゃる家庭も、そうでない家庭も、お茶を飲んでみようと思ったときはまず番茶から飲み始めるのもいいかもしれません。
カフェインも少なく胃に負担もかからない、寝る前でも飲めるのでお勧めです。

お子様にはより安全なものを

最近徐々に増えてきた有機栽培、無農薬のお茶ですが、まだまだ手に取る機会は多くないと思われます。
お茶も例外なく農薬が使われる作物です。
少し飲んだぐらいでは健康に影響はありませんが、お茶は長く飲むもの。
また小さなお子様やお年寄りにはより安全なものを口にしてほしいと思います。

下記は無農薬無化学肥料で栽培されている安全なお茶です。
滋賀県甲賀市にあるお茶屋さんのものです。

手間がかかっている分少し高価なものになりますが、安全なお茶をお探しの方は是非お手に取ってみてください。


終わりに

いかがでしたでしょうか。

緑茶が食育になりますと聞いて、え?と思った方もいらっしゃったかと思います。
しかし、緑茶は本当に食育に向いています。
食育とは子供にさせるだけのものではなく、大人になった後でもやっていくべきものだと思います。

食育により味覚が鍛えられれば、日々の食事からたくさんの発見があります。
日々の暮らしの中で感動するってすごく大事だと思います。
普段仕事に追われてなかなか意識を向けることは難しいかもしれませんが、仕事の合間のたった5分間でもお茶やコーヒーでほっとする瞬間に意識を向けてみてください。

「あれ?今日のお茶は、コーヒーはいつもよりいい香りがする気がするな」
ここがスタートです。

食事は毎日とりますよね。
お茶やコーヒーの香りが変われば食事の味も変わってきます。
そうすればそのうち、「あ、今日のご飯は美味しい」ってなるときが来ます。
それって本当にうれしいことなんです。

生きているうえで舌が敏感なことが必要不可欠かと言えばそうではありません。
何故なら、舌が鍛えられていなくとも食べることはできますし、おいしいと感じることはできます。

それではよいティーライフを。

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