コラム

嗜好品を好きになったほうがいい理由

僕は今、【緑茶】というものについて勉強しています。
特によく飲むのは【煎茶】で、毎日10杯以上は飲んでいます。

ところであなたは何か嗜好品を飲む習慣を持っていますか?
お茶でなくても、コーヒー、紅茶、ワインもそうですし、食べ物であれば
チョコレートなんかもそうですね。

もし何もないというのであれば是非何か好きな嗜好品を見つけてください!
嗜好品を自分の生活に取り入れると、人生が変わります。
今日は嗜好品をテイスティングすることで人生に変化が訪れるというお話しを、僕の体験も踏まえてお話しします。

もう嗜好品やテイスティングについて生活の一部だという人は読み進めなくても大丈夫です。

食べることが好きだけどこだわりがない人
人生を豊かにしたい人
興味を持てることを探したい人


こんなあなたは是非読んでみてください!

ちなみに、テイスティングについて詳しく知りたい人は↓の本いいですよ。
この手の本ってほとんど存在しないので、テイスティング能力を鍛えたい人にはお勧めします。
九州女子大学の教科書にもなっている本です。

こだわりのある人向けなので、それ以外の人はスルーしてください。

嗜好品を好きになったほうがいい理由

今日は僕の経験を基にお話しを進めていきますね。

嗜好品を好きになったほうがいい理由として次の3つが言えると思います
・食に興味が持てる
・舌が鍛えられる
・自分の世界が広がる

他にもたくさんあるかもしれませんが代表的なものはこの3つ、
これがあると人生が豊かになります。

僕自身食というものにすごく重要性を感じていて、人が生きていくために必要なものであり、明日の自分を作るものですよね。
毎日必ずとる食事であったり、仕事の合間や午後のブレイクタイムのお茶やお菓子など、人は必ず口に何かを入れます。

この時間が、より有意義で意味のあるものになったら当然毎日が楽しくなりますし、人生が豊かになるというわけです。

食に興味が出るとは?

嗜好品の良いところを一つ挙げるなら【テイスティング】だと思います。
意味を調べると味の鑑定という型い表現になりますが、僕がすすめたいのはその嗜好品のいろいろな味をしるということです。

食べ比べや飲み比べをして、味や香りの違いを楽しめるところが魅力です。

嗜好品というのはとても奥が深く、どんなものでも産地や製造方法などで味や香りが大きく変化します。
その変化に注目ができると食に対して興味を持つことが出来ます。

すごく身近な話だと、ラーメンですね。
同じ豚骨ラーメンなのに店によって味や香りが全く違いますよね。
その違いに魅了されて色々な店をめぐる人がとても多いんじゃないかと思います。

単純な話、美味しいの違いって面白いんですよ。

普段気にしないかもしれないですが、一度なぜだろうと思えたらそこからが食への興味の始まりです。
たった一つでも違いの理由に気づけたらそこからどんどん深堀していけるんですよね。
それが他の料理にも共通している部分だと、もう抜け出すことが出来ないですね(笑)

そうやって意識して食事をすると身体にもいいんですよ。
よく味わおうとするのでよく噛んで食べることになりますし、食べる物を選ぶようになります。

食に興味を持つというのは健康にもつながるんですね。

舌を鍛えることが出来るとは?

これはあまり馴染みがないかもしれませんが、舌を鍛えるのってすごく大事だと思っています。
鍛えると言われるとちょっとハードルが高いイメージですが、とっても簡単!
普段の食事を味わおうと意識するだけです!

まず舌が鍛えられるとどんなことが得られるのかといいますと、食べている料理から感動を得ることが出来るようになります。
これは決して大げさな話ではないです。

食や料理を仕事にしている人なら共感してもらえると思いますが、舌を鍛えられていると料理に対して確信が持てるようになるんです。
つまり気づくことが出来るようになります。

人の脳って何かに気づいた時にすごく活性化されるんですよね。
後は難しい問題が解けた時や何かを発見できたときなんかもそうです。
何が言いたいかと言うと、料理もこれらと一緒で作りての技術やこだわりが隠されている状態なんです。
それに気づくことが出来ます。

これは僕自身の感情でしかないのですが、料理に関して気づくというのは非常に感動します。

1品と言えどもたくさんの食材やたくさんの調味料が使われていて、それらの相性やバランスがとても複雑に絡んで一つ味を作り上げることが出来ます。
そしてその味も、口に入れた瞬間に広がる味わいと飲み込んだときに残る味わいとで全く違う表情を浮かべるんです。
それを作り手が計算し、こだわりにこだわり抜いて僕たちに提供してくれている、それに気づけたときの感動って本当に素敵なことなんです。

食事で忘れられないほどの感動体験ができるってすごく幸せですよ。

こういうお話しをすると高級料理をイメージする人が多いんですけど、決してそんなことは無くて、先ほどお話ししたラーメンだってそうですし、家の料理もそうなんですよ。
「あれ、今日なんかいつもと違うね」って言って夫婦の会話が盛り上がったことありますでしょう?

食べる側だけでなく、作る側にも影響が出るので食事を意識して食べるのっていいことばかりしかないです。

さらっと流してしまいましたが、脳にもすごくいい影響があるのでぼーっと食事をするのは勿体ないですね。

自分の世界が広がるとは?

これは少し大きな話になりますが、自分の世界が広がります。
食に興味があると、単純にその分野だけにとどまらなくなるというのが大いにあります。

先ほどもラーメンの話をしたのでラーメンで例えます。
味の違いについて知識を深めていくと、その味の違いが使っている食材や店主のこだわりだけではないことに気づき始めるんですよ。
それが、見た目であったり、箸や器だったりします。

僕が勉強しているお茶にも大いに関係することで、お茶の色であったり湯呑の形であったりと味をきめるのは必ずしも味覚だけの問題ではないんですね。

話をもどしますと、例えばラーメンの見た目だったら具材の配置かも知れないし、スープの色かも知れないです。
席に着いた時の景色も大事です。
箸や器も大切で、ただ割り箸を使うよりもしっかりとした箸の方が高級感もありますし、器の見た目も無意識に見てしまっています。

こうなると今度は見た目が美しい料理を試したくなったり、お箸や器といったジャンルに興味を持てたりします。
こうした少しの興味があなたの人生における体験の幅を増やしてくれるんです。
人生はいろいろなことをより多く体験できる方がいいと思っています。

こうして人生は豊かになっていきますね。

僕は嗜好品からはじまった

先ほどの3つのことについて少し大きな話になりましたが、それらすべてのスタート地点になるのも嗜好品だと思っています。

僕自身がそうでした。
お茶を飲み始めてから最初に気になったのは産地の違いです。
農作物であるお茶は土の影響を大きく受けます。
気候も環境も違えば当然土にも影響しますので、産地の違いは大きな味の違いも生むわけです。
これが本当に面白くて、同じお茶なのに全然違うんですよね。

そうなると品種は?製造方法は?となっていき、今では土づくりや栽培の歴史なんかにも手を出しています。
こうなるとお茶意外の作物にも興味が出てきますし、それらが使われている料理にも注目し始めます。

また、テイスティングという観点から行くとお茶以外の物も気になりました。
ラーメンも好きですけど僕はもう一つ、チョコレートにも注目をしました。
カカオの品種や産地で全く味が変わるんですよね、それに影響されて【ショコラアドバイザー】の資格まで取得してしまいました(笑)

ここまで行くとさすがに大げさかもしれませんが、少なくとも人生に少なからず影響を与えてくれます。
それも毎日ですよ。

最後に

どんな分野でもそうですが、ちょっとだけでも興味を持てると全く見え方が変わってくると思うんですよね。
見え方が変わってくると満足の仕方も変わります。
本当に少しの興味って侮れないないです。

今の世の中の人って、趣味がないとか興味を持てるものがないと言う人がすごく多い気がします。
でも趣味の種とか興味の対象って意外と身近にあると思います。
それが嗜好品である可能性も大いにあるので、嗜好品を好きになってください。

高いものやこだわりのものでなくてもいいと思います。
お茶だったらPETボトルの見比べでもいいと思います。
種類が知れてると思うかもしれませんが、全国ご当地品もあればお茶の専門店がオリジナルで作ってるものもあります。

コンビニのスイーツやチョコレートでもいいじゃないですか、たくさんの種類があります。
それらの違いが面白いと感じたら、少しお金をだして有名なブランドのお菓子を食べてみてください。
その違いや奥の深さにまた感動します。

食は人生を変えると思っています。