麦茶はお茶じゃない?広義のお茶【茶外茶】を知ってお茶の世界を知ろう

麦茶ってお茶じゃないの?
じゃあなんでお茶っていうの?

お茶について知り始めたとき、多くの人が疑問に思ったことがるのではないでしょうか。
麦茶は緑茶と同じお茶なのかということ。

麦茶は正式にはお茶じゃないんです。


一般的にお茶の葉から作られるものをお茶と呼びますが、麦茶のようにお茶のはが関係ないものも多く存在します。
このようなお茶を一般的に広義のお茶と呼ばれます。茶外茶

今回は広義のお茶について、定義や歴史、例に出てきた麦茶について簡単に触れていきたいと思います。

今日のお話

・麦茶とは
・麦茶はお茶じゃない?
・麦茶の効能

目次

麦茶とは

大麦の種子を煎じて飲むお茶のこと

一般的には六条大麦が使用される。

麦茶は麦湯として建寧3年(170年)卑弥呼の時代から飲まれている言われていますが、江戸時代以前の庶民の飲み物については記録がありません。
記録では国内においては江戸時代から麦湯という麦茶の原型が登場しています。

急須さん
急須さん

麦茶は東アジアの飲み物で中国や韓国でも飲まれるんだ。
韓国では炭酸を入れて飲むんだよ。

麦茶はお茶じゃない

広義のお茶とは

茶には2種類のくくりがあります。

茶ノ木を使ったお茶を【真正のお茶】と言います。
対する茶ノ木以外の植物を原料としたお茶を【茶外茶】と呼ばれ広義のお茶と呼びます。

結論から言いますと、麦茶は私たちがイメージしているお茶とは全く違うものになります。

茶文化は中国から伝わりました。
中国ではおよそ2000年前から茶が飲まれており、その文化の発展の中で真正の茶も広義の茶も広まりました。

日本において真正の茶に関しては奈良時代や平安時代に伝わったという記録があります。
茶外茶に関しては江戸時代以前の庶民の飲みもの記録がないので確かなことは言えませんが、江戸時代以降にいろいろな資料に茶外茶の飲み方などが記載されてきます。
しかし、卑弥呼の時代に麦湯が飲まれていたという記録、鎌倉時代には陳皮という柑橘類の皮を乾燥させたものを飲んでいたという記録も残っています。
これらが茶外茶という概念で飲まれていたかは不明ですが、現代の茶外茶に通じるものがあります。


煎茶に使われている茶の木は全く使われることはありません。
茶の木を一切使わずに煮出す液体を【茶】と呼ぶ時、それらは
広義のお茶(茶外茶)と呼ばれます。

お茶にある二つの概念


さて改めてお話しますと、お茶には以下の2つの概念があります。

1、茶の木を原料に作られるお茶
2、茶の木を使用せず煮出した液にお茶という概念をつけた、【広義のお茶(茶外茶)】


茶ノ木とは、茶というツバキ科ツバキ属の植物で、私たちがイメージする緑茶のことを言います。
緑茶だけでなく、抹茶や紅茶、烏龍茶などもこの分類になります。




広義のお茶(茶外茶)のお茶は茶の木を一切原料とせずに作るお茶のことを言います。
麦茶の他にもやハーブティや甜茶などもこの分類です。

広義のお茶と言うのは広い意味でのお茶という意味で、緑茶や紅茶とは全く別物のお茶です。

急須さん
急須さん

蕎麦を例にするとやきそばや油そばは【広義のそば】になるんだ。
蕎麦は本来、【蕎麦の実】が原料として使われているんだけど、やきそばや油そばに【蕎麦の実】は使われてないよね。これは蕎麦の形状が麺状であり、細長く麺状である食べ物への概念となるわけさ。

つまり、やき麺や油麺が本来の呼び方ってことかな。

なぜ茶とつくのか

日本において、一般的に広くお茶を飲むようになったのは江戸時代になってからです。
江戸は日本の中心となり、多くの商売が発展し、政治的なことも頻繁に行われるようになっていきました。
それに伴い、多くの位の高い人たちが江戸に集まり茶を飲みました。

茶の需要が高まり、茶の栽培地も広がりを見せていくことで人々に馴染み深いものになってきたお茶は、質の良いものを位の高い人が、一般庶民は番茶として茶を飲み、広く生活に根付いて行ったのです。
ところが、それでも全国の隅々にまでいきわたったわけではなく、茶が手に入りにくい地域も存在しました。
例えば東北地方など寒さでお茶が育ちにくい地域や、漁師町などではお茶の浸透はなかなかうまくいきませんでした。

そんな場所でお茶の代わりに飲まれていたものこそ、【代用茶】つまり【広義のお茶】だったのです。

この時に植物を煮出して飲むものを、茶とつけるようになりました。


江戸時代以前の庶民の飲み物による文献はほとんど残っておらず、発祥がどの地域なのかは定かではありません。麦茶のようにもともと【麦湯】として存在していたものありますが、現在地域ごとに文化として残る広義のお茶の多くは江戸時代に発展したものであるという見方が強いです。

麦茶の効能

普段何気なく飲んでいる麦茶ですが、実は栄養価も高く身体にとてもうれしいお茶なのです。
毎日飲んでも飲み飽きない麦茶の魅力をすこしだけ。

抗酸化作用のあるポリフェノール

抗酸化作用とは【体内の活性酸素やフリーラジカルを消去する】作用のことです。
活性酸素は病原微生物や不要な細胞などを排除するために必要不可欠ではありますが、不要な分の活性酸素は身体に強いストレスを加えてしまい、生活習慣病などの原因となる恐れがあります。

麦茶に含まれる「ゲンチシン酸」や「カテコール」というポリフェノールに抗酸化作用があります。
ポリフェノールといえば、緑茶に含まれるカテキンもポリフェノールの一種です。
カテキンとは異なりますが、麦茶にも優秀なポリフェノールが含まれています。

血液サラサラ、アルキルピラジン

麦茶の香り成分であるアルキルピラジンには血液粘土を低下させる働きがあります。
血液をサラサラにしてくれます。
アルキルピラジンは他にもピーマンや玉ねぎ、ワインやココアなどにも含まれています。
普段の食事からも摂取できる可能性は高いですが、毎日のお茶からも摂取できればより効果が期待できるでしょう。

虫歯予防にもなります

麦茶にはバクテリアの定着と固着を予防する働きがあります。
虫歯の原因となるミュータンス菌の菌膜生成を阻害します。

水分補給にぴったり ノンカフェイン

麦茶はミネラルを多く含み、水分補給におすすめです。
特にカフェインが一切含まれていないので、子供も安心して飲める上に、寝る前に飲んでも問題がありません。
他にも、妊娠中の方であればカフェインを気にせずにのめるところも大きな魅力となります。

終わりに

いかがでしたでしょうか。
広義のお茶、意外なことも多かったのではないでしょうか。

世の中には多くの【茶】と名の付く飲み物が存在します。
それがお茶なのか、広義のお茶なのかを知っているだけでも生き方が変わります。
お茶の選び方もそうですし、自分にあったお茶を探すときにも役に立ちます。

煎茶のようにカテキンなどの栄養成分がなくとも、広義のお茶それぞれに魅力的な栄養素がたくさん詰まっています。
いろいろなお茶を飲み分けて、豊かな生活を送ってみてはいかがでしょうか。

素晴らしきティーライフを。

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コメント

コメント一覧 (1件)

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