最初に飲むお茶お茶好きのあなたへ
今日お話しする内容はこれからお茶を始める方、お茶を勉強して間もない方へ送る内容です。
初めて飲んだお茶や初めて感動したお茶がどんなものか覚えておいてほしいのです。
お茶を突き詰めて数年が経った頃、自分が感動した内容を思い出すことで誰かを感動させることへのモチベーションが変わります。
改めて初めて淹れたお茶の味を思い出したとき、自分の成長を感じ、ますますお茶が好きになります。
というわけで、今日は私が最初に飲んできたお茶の話をします。
そして今にどう活きているかをお話したいと思います。
ちなみに、初めて飲んだお茶や初めて淹れたお茶は、あなたがお茶を意識し始めたときのもので大丈夫です。
幼いころやなんとなく飲んだお茶ではなく、お茶を知りたいと初めて思ったときのことが大切です。
最初に飲むお茶を覚えておいて
私が最初に飲んだお茶はティーバッグのフレーバードティでした。
それまでお茶を淹れることはティーバッグですらしたことがなく、初めて淹れてみたお茶に不思議な気持ちになったことを覚えています。
もちろんとても美味しく感じました。
その時、人におもてなしをできるような人間になりたいと、お茶の勉強をスタートさせました。

初めて感動したお茶を覚えておいて
私が初めて感動したお茶は、日本茶ではなく、紅茶でした。
春摘みのダージリンティで、キャッスルトンムーンライトという名前でした。
ご存じの方もいるかもしれませんが、LUPICIAのお茶でした。
何がすごかったのか、それは花のような香りがするという説明に、本当に花の香りがしたことに驚いたのです。
その時初めて、紅茶はただの紅茶の味や香りだけではなく、花や果実のような香りがあるものがあると知りました。
これは、嗜好品というものの世界に入り込んだ瞬間で、食の楽しさを一気に広げる要素であると感じます。
実は、緑茶は緑茶の味ですべて一緒と思っている人は結構いらっしゃいます。
その中で、緑茶でも飲み比べをしたらそれぞれ全く風味が異なる事実や、花や果実のような香りを経験すると感動しかありません。
それをたまに思い出して、今でも飲み比べを楽しみでやったりします。
また、知人やお客様に飲み比べをしてもらう時がありますが、その時の感動した顔見るのが好きです。
自分自身が感動した経験があれば誰かを感動させることが出来ます。
あなたもこうして初めて感動した時のことを是非覚えていてください。
初めて淹れたお茶を覚えておいて
初めて淹れたお茶は味気ない、薄いお茶でした。
熱湯で淹れたのにもかかわらず苦味があるどころか、全体的に薄く、飲んだ気がしないものだったと思います。
それでも当時はそれが精いっぱいで、そ個を脱却したいとお茶の淹れ方を習いました。
それから10年ほど経ちましたが、今の自分のお茶の味を見るとあの頃より成長したと心から思えます。
もちろん私自身まだまだ未熟ものですが、最初に淹れたお茶の味は今では逆に出すことが出来ません。
お茶の味がだんだん変わっていくことで、モチベーションになります。
あなたが誰かに教える時が来た時、その経験が生徒さんを安心させることにもつながります。
お茶淹れは、最初は簡単ではないのですが、初めて習う時はお茶ぐらい淹れられないといけないという気持ちもあり、おいしく淹れられないとショックを受けてしまいます。
私自身がそうでした。
しかし、その時の先生が「私が初めて淹れたお茶は苦くて飲めませんでした」と話してくださったとき、少し安心しました。
誰もが最初は上手にできないという実体験を覚えていてほしいのです。
初めて探したお店を覚えておいて
初めてお茶屋を探したのは地元の駅構内にあるお茶屋さんでした。
当時はお茶と和菓子のセットで400円、今では絶対にありえない金額ではないでしょうか。
そのお茶屋さんでお茶の淹れ方を教わりました。
始めていった茶園を覚えておいて
私が初めて訪れたお茶園は、宮城県石巻市にあるお茶園でした。
桃生茶という地元のお茶でを生産してます。
当時なぜ宮城に行ったのかあまり覚えていませんが、初めて行ったお茶園の景色は今もはっきり覚えています。
1番茶が終わって2番茶が始まる前ぐらいの季節でしたが、東北では寒さゆえに2番茶は摘まないとおっしゃっていました。
お茶が成長しないのだとか


最後に
初心を忘れないとか、最初にした経験を思い出してとよく言われることがあります。
しかし、なかなか覚えておくことが出来ないものです。
初心や、初めての経験をよく覚えていると初心者の目で物事を考えられるため、何かを教えたり作ったりするときにとても役に立ちます。
また、感動した経験や本当に楽しかったと思うことはいつも思い出しながらいてほしいのです

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