こんにちは、慶です。お茶が好きすぎます。
お茶を淹れを始める時に一番壁になるのがおそらく急須です。
高い、ダサい(古臭い)、使い方がわからない
だいたいこの3拍子ですかね(笑)
値段は人それぞれ基準があるのと思いますがそんなに高くないですよ。
割らなければ一生ものですし。
ダサい(古臭い)と思った人、今の急須はおしゃれなものが多いですし、なにより古き良き文化ですよ!一度使ったら雅な自分に酔いしれます(笑)。
ところで一番困るのは使い方ですよね。
なので今日は使い方について話します。
これを見て「自分にもできそう!」と思ったら是非急須を買って淹れてみてください。
一番下に急須のリンク張ってます。
めちゃくちゃ種類があります、お店で買うときの参考にしてみてください。
Contents
急須の使い方って意外と簡単!蓋についてる穴の秘密
急須って見た感じでだいたいどう使うのか想像が出来そうですが、意外と使い方に迷います。
急須の外観
お茶を淹れる時はだいたい写真のような横手のもを使います。
中はセラメッシュと言って、急須と茶こしが一体になったものです。
ステンレスの茶こしが付属しているものや、中の茶こしがステンレスになっているものもあります。
基本的に茶こしの形はどれを使ってもよいですが、洗いやすいのはセラメッシュタイプです。
手入れ 注意点
急須は洗うときに洗剤を使ってはいけません。
陶器である急須は香りを吸収しやすいです。
お茶を淹れ続けると、お茶の香りが染みついてき急須がよくなっていきます。
洗剤を使うと一瞬で洗剤の香りを吸収してしまいますので注意しましょう。
急須の蓋にある穴について
急須の蓋についてる穴がある理由は概ね3つです。
1.注ぐときのお茶の流れをよくし、スムーズに注げる
2.空気の流れで蓋が押えられ、密閉性がよくなる
3.急須内でお茶の流れを生み、茶葉を広げやすくする
穴は基本的に注ぎ口に一番近いところに合わせて配置します。
1.注ぐときのお茶の流れをよくし、スムーズに注げる
蓋に穴がある事でお茶を注いだ時に、急須内の減圧を防ぎスムーズに注ぐ
ことが出来ます。
2.空気の流れで蓋が押えられ、密閉性がよくなる
お茶を注ぐとき、急須の穴から空気が入る流れが出来ます。
この流れによって蓋が押えつけられ、密閉性がよくなります。
3.急須内でお茶の流れを生み、茶葉を広げやすくする
急須の蓋にある穴は急須を返したときに本領を発揮します。
上図のような流れを生み出すことによって、急須内でお茶が
かき混ぜられます。
そうすることで、茶葉が広がりよく馴染むようになります。
急須の使い方
ここからは急須の使い方についてです。
重要なのは持ち方と急須の返し方です。
返しはお茶の味を決めるのに重要な役割を果たすのでしっかり感覚をつかみましょう。
急須の持ち方
急須は片手で持ちます。
1:取っ手を人差し指、中指、薬指で握ります
2:親指で蓋のもしくは二の取ってを押さえます
※蓋を押さえる時は熱くなるのでやけどに注意
基本的にはこのように持ちます。
左手(利き手じゃない方)を蓋に添える方法もありますが、片手で持った方が動きがスムーズです。
急須を返すときもやりやすいですよ。
急須の返し方
急須の使い方で一番重要なのが、手首の返しによる茶葉をなじませる動きです。
動きは注いで戻す形です。
写真の動きを手首だけで再現します。
もう一度言います、動かすのは【手首】だけです。
③と⑥の動きが重要で、しっかり注ぎつつしっかり戻す。
この動きによって急須内のお茶がしっかり回転し、馴染みがよくなります。
急須の返し回数について
急須の返し回数について詳しく教えているところがあまりないです。
というのも決まりや基準がなく、これこそまさに人によりけり!
しかし、お茶の味を決めるのに一番大切な動きであることは間違いないので返しは覚えておきたいです。
というわけで、僕が経験で見出した基準をお教えします。
これを基に自分のお茶の味を探してみてください。
香りを楽しむ繊細なお茶 返し回数0回
お茶の繊細な香りを楽しむお茶を淹れる場合は急須を返しません。
例えば香りが独特な品種であったり、手摘みのお茶など丁寧に作られたお茶が該当します。
急須を返すことで急須内でお茶の葉が動きます。
この動きによって茶葉から余分な滋味やえぐみが出てきます。
繊細なお茶は、この滋味やえぐみを必要としないので、
ただ急須を動かさずに待ち、頃合いを見て湯呑に静かに注ぎます。
価格帯でいうと、2000円を超えてくるお茶には試してほしい淹れ方です。
オーソドックスな淹れ方 返し回数1~5回
お茶を淹れる時のオーソドックスな淹れ方です。
だいたい3回~5回ぐらいが一般的です。
滋味えぐみ共にバランスよく抽出されます。
がっつり飲みたい(深蒸し煎茶) 返し回数10回程度
がっつり濃いお茶を飲みたいときの淹れ方です。
何度も手首を返すので、滋味がしっかり出てとても濃いお茶になります。
動かしすぎると滋味やえぐみが出すぎるので、浅蒸し煎茶よりは深蒸し煎茶に向いていると思います。
深蒸し煎茶は渋味が少ないという特徴もありますし、手首を何度も返しながらお茶の色を見て濃さを調整します。
・通常の煎茶 手首を返す回数1~5回
・深蒸し煎茶など濃いお茶 手首を返す回数10回ほど
終わりに
急須の使い方を覚えてしまえばもう何も言うことないですね。
後は回数を重ねていくだけです。
心配はいりません、美味しいお茶を淹れられるまでそんなに長くかかりません。
特に最初のうちは練習した時の修正幅が広いので味の変化も大きく、淹れるたびにお茶の味がよくなるので楽しくなります。
回数を重ねるたびにどんどん美味しくなります。
最後に急須のリンクと、お茶を淹れる時の急須の返し方の動画です。
動画は僕が普段やっている動きの基本です。
是非参考にしてみてください。
浅蒸し煎茶
深蒸し煎茶