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初心者でもできる!お茶淹れの時のお茶の見方、二煎目以降も迷わず淹れる

いただいたお茶の淹れ方がわからない
お湯の温度の判断の仕方がわからない
二煎目、三煎目の淹れ方は?
一番ポテンシャルを引き出せる淹れ方はどうやって選ぶの?

お茶淹れに慣れてきたころに出てくる疑問かと思います。

解決しましょう!今日の記事が理解出来たらお茶入れスキルは爆上がりです!

お茶の淹れ方を習ったはいいが、その淹れ方がすべてのお茶に通用するわけではないのが困るところです。
うま味を出す淹れ方、香りを出す淹れ方、じゃあどのお茶がうまみを出して、どのお茶が香りなのか、そういった判断も大事になります。

それらの判断を今日すべて覚えてしまいましょう。

今日のお話

・お茶の種類を知る
・お茶の淹れ方を決めるためのプロの技(いただいたお茶もこうして判断する)
・一煎目、二煎目、三煎目の淹れ方(茶葉の開き方を見る)プロの技

目次

お茶の種類を知る

あなたが淹れるお茶の種類を把握することが大切です。

緑茶は種類によって淹れ方が異なってくる

通常お茶を淹れるとなると【煎茶】が主になるかと思われます。
しかし、この煎茶にも【浅蒸し煎茶】と【深蒸し煎茶】に分かれ、更に【新茶】なのか【かぶせ茶】なのかというような違いも出てきます。

淹れるお茶の種類はしっかり把握する

緑茶一覧

・浅蒸し煎茶
・深蒸し煎茶
・玉露茶
・かぶせ茶
・番茶
・釜炒り茶
・粉茶
・芽茶
・茎茶(雁ヶ音茶)
・ほうじ茶
・玄米茶
・粉末緑茶
・抹茶

熱湯で淹れるお茶

番茶

カフェイン含有量が少ないため、熱湯で淹れても苦くなりにくい。
カテキンも多く摂取できるため、お湯の温度は高めがお勧め。

寝る前にのむ場合は80℃ぐらいに下げて淹れることをお勧めする

粉茶

お寿司屋さんでよく見かけるお茶
熱湯で淹れてガツンとすっきり飲むのがお勧め

ほうじ茶

熱湯で淹れて香りを活かすのがお勧め
カフェインの含有量がとても少なく、寝る前でも安心

玄米茶

基本的に番茶が使われていることが多いため、熱湯で淹れるこをお勧めする
煎茶を使用していても、茶葉と玄米の対比が5:5なので、熱湯で淹れても苦くなりにくい
熱湯だと香りもたつ

粉末緑茶

熱湯に溶かして飲む
お茶の栄養がすべて摂取できる

80℃~85℃ぐらいのお湯の温度で淹れるお茶

浅蒸し煎茶

飲み比べの際香りを活かすなら80℃ぐらいのお湯がちょうどいい
二番茶以降(新茶以外)の煎茶は少し温度が高めが味も香りもバランスよくでる

深蒸し煎茶

浅蒸しより苦味や渋味が強くないため、少し熱めのお湯で淹れてしっかり滋味を出す
80℃前後ので淹れるのが一番おいしい

釜炒り茶

高めの温度で淹れて釜炒り茶特有の香りを出す
成分の抽出が鈍いため、カフェイン抽出が抑えられるため温度が高くても苦くなりにくい

茎茶

カフェイン含有量が低い
煎茶などに比べ、滋味が弱いため熱めのお湯で淹れて香りをだす

抹茶

80℃のお湯で点てる

60℃~70℃ぐらいのお湯の温度で淹れるお茶

浅蒸し煎茶

温度70℃が標準で風味のバランスがよい
特に新茶は60℃~70℃が最適

かぶせ茶

温度が低ければ低いほど甘味とうま味が強調される
カフェイン含有量が多いため温度が高いお湯には向かない

芽茶

カフェイン含有量が多くなるためあまり高い温度には向かない
70℃で淹れても程よい苦みを感じられる

50℃以下の低温で淹れるお茶

玉露

うま味を極限まで高めるため50℃以下のお湯を使用する

お茶の特性を振り返る

お茶の特性を知り、どんな味にしたいかを決めることを意識してみましょう。

お湯の温度が70℃前後と低めなら【うま味】と【甘味】が協調される
お湯の温度が80℃以上と少し高めなら【香り】と【渋み、苦味】が強調される


お茶の淹れ方を習うと必ず知る知識です。
上で紹介した緑茶を使用するお湯の温度別に分けています。
お湯の温度とお茶の種類の関係を考えてみてください。
よくご存じかと思いますが、改めて意識してみてください。

プロもやっているお茶の判断の仕方

先に説明した淹れるお茶の種類を把握することが大切です。
そのうえで意図しないタイミングで手に入れたお茶についてはどうでしょうか。
いただいたお茶などの多くは【煎茶】だと思われますが、品質や蒸し具合などの内容はわからないことが多いです。

そこで、茶葉の状態を見てどんなお茶なのかを探ってみましょう。

2お茶を見る

自分が今淹れようとしているお茶がどんなお茶なのかを見ることが大切です。

見るポイントは次の3つです。

・お茶の種類(茶葉の形状や特徴)
・お茶の蒸し具合(煎茶系であるときの蒸し具合)
・お茶の品質(お茶の状態を見る)

1つ目のポイントは、お茶の【種類】を見る事です。

お茶の種類とは、【煎茶】なのか【ほうじ茶】なのかというような、種類の事です。
【煎茶】、【茎茶】、【ほうじ茶】は割と頂き物では多いです。
これらのお茶の大まかな違いだけ確認できれば良いかと思います。

葉っぱのみなら煎茶です。
多くは煎茶であると思います。

茎が入っていれば茎茶です。
いただくお茶で意外とあるのが茎茶です。
白い棒のようなものがあれば間違いないです。

色が茶色であれば【ほうじ茶】です。
ほうじ茶もよく贈り物として利用されます。
香りも独特なので判断もつきやすいと思います。

急須さん
急須さん

煎茶、かぶせ茶、玉露茶など一見するとすべて同じに見える。
香りや形状を見ても判断がつかない場合は一度70℃のお湯で淹れてみよう。

2つ目のポイントはお茶の【蒸し具合】をみることです。

お茶の蒸し具合とは【浅蒸し】なのか【深蒸し】なのか

浅蒸し煎茶(長い葉が多くある)、深蒸し煎茶(葉がより細かい)

判断基準は茶葉が細かいかどうかです。

【深蒸し】とパッケージに書いてある場合もありますが、わからない場合は茶葉の状態を見ます。
また、お茶を淹れて見分けるという方法もあります。
そのときの見分け方は、無色透明なら普通蒸し、沈殿物があり、不透明なら深蒸しです。

急須さん
急須さん

蒸し煎茶は普段【浅蒸し(普通蒸し)】や【深蒸し】と極端な分け方をしているが、【中蒸し】や【極深蒸し】など蒸し具合は実は千差万別。
茶葉の状態を見る癖をつけていれば微妙な蒸し具合の違いを見分けることが出来るようになってくる。
その蒸し具合に合わせてお茶を淹れられたらプロ以上だね。

3つ目のポイントは、お茶の【品質】をみることです。


品質というのは、お茶の劣化具合・状態のことです。
煎茶は空気に触れて劣化すると、【青のりのような香り】がします。
この香りがしたら、最初みたいなうま味や香りはあまり感じられません。

こうなったお茶は少し高めの温度で淹れて、極力香りとお茶の滋味である渋味を活かすとそれなりにおいしくなります。

急須の中のお茶を見る

急須の中の茶葉の様子を見ます。

急須の中を見る2つの理由
・お湯のだいたいの温度を決める
・湯呑に注ぐタイミングがわかる

1.お湯のだいたいの温度を決める

手順

1.急須にあらかじめ熱湯を入れて温める
2.急須が温まったらお湯を捨て、茶葉を2g入れる(ティースプーン山盛り1杯)
3.急須に蓋をして10秒ほど置く
4.蓋を開けて香りをかぐ

この時の香りで、使用するお湯の温度を決めます。

・こうばしい香りが強い場合は80℃以上のお湯を使用する
・清涼感のある香りが強い場合は70℃前後のお湯を使用する

この時の香りでお湯の温度をだいたい特定することができます。
その香りが香ばしいと、茶葉の火入れが強いので熱めのお湯で香りを活かします。
逆に自然な香りが強く出たフレッシュな香りだったら、うま味や甘味を活かすため、低い温度で淹れます

一煎目、二煎目、三煎目の淹れ方

煎茶は煎がきくという言葉があります。

お茶を何度煎じても、味が変わらず何煎目でもおいしく飲めるという意味

実際には多くのお茶は三煎、一部五煎目ぐらいまで淹れることが出来ます。

手順

1.通常通り一煎目のお茶を淹れる
2.茶殻の残った急須に熱湯を入れ、すぐに湯呑に注ぎ始める

二煎目以降のお茶を淹れる時はお茶の葉の開き具合を半分以上残しておいた方が良いです。
お茶の葉の開き具合について少し触れたいと思います。

2.注ぐタイミングについて
急須にお湯を入れて、お茶を蒸らし始めたときに蓋をせずそのまま
中の様子を見続けます。

茶葉の葉の開き具合で湯呑に注ぐタイミングがわかります!

1煎~2煎で終わる場合は、70%
3煎以上は開きが40%

これを覚えておけば絶対に失敗しません!

開き0%      開き100%ぐらい

開き40%ぐらい  開き70%ぐらい

お茶は葉の開き具合と成分の抽出バランスがだいたい比例します。
100%開くと、それ以降に抽出された成分は余分で、渋くなりすぎたり苦くなりすぎたりと味が狂います。
しかし70%ほどで注ぎ始めると、注ぎ終わったぐらいでちょうどよくなります。

この方法のすごいところは、お湯の温度を選ばないことです。
熱湯を使ったとしてもこれを覚えておけば普通に美味しいお茶が淹れられます。

注意点としてはこの方法は煎茶だけなので、玉露やかぶせ茶などのうま味を活かすべきお茶は、それぞれの淹れ方でお楽しみください。

終わりに

いかがでしたでしょうか。
一部ですがプロの技術です。
一見難しそうですが、意識していれば意外とすぐに身に付きます。

インストラクターでも知らない人が結構いるので、これが出来ればあなたはプロよりもお茶をよく見れることになりますね。

おいしいお茶を飲んで今日も元気に過ごしましょう。
それではよきティーライフを。

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