玉露を家で飲んでみたいけど淹れ方が難しそう、、、、
専用の道具も必要そうだし、、、、
そんな悩みをお持ちではありませんか?
大丈夫です!玉露はご自宅で淹れられます!
しかも、意外と簡単に、、、、
玉露茶はポイントを守ればマニュアル化も可能であるぐらい淹れ方はシンプル。
専用の道具がなくとも、自宅の急須で淹れられます。
今日の話
玉露
玉露は覆下栽培(被覆栽培)という方法で栽培された緑茶になります。
うまみ成分であるテアニンを豊富に含んでおり、飲み口は非常に濃く、特徴的な
煎茶道にも使用され、高級茶として扱われます。
覆下栽培(被覆栽培)

出典:まっぷる
覆下栽培とは、新芽の生育中に一定期間遮光することで茶葉にうまみをため込む方法です。
[被覆資材や方法は時代や場所によって異なりますが、基本的には簾下十日、藁下十日という考え方で遮光します。これは、葭簀(よしず)の覆いで10日間遮光した後、その上に藁を振り広げてさらに10日間遮光することです。
後半の10日は遮光率は約98%になります。
茶は新芽が出るころ、根の部分でテアニンを生成します。
そして葉が太陽光を浴びることで代謝が起こり、テアニンはカテキンへと変わります。
テアニンを生成する際に遮光することで、カテキンへの代謝がなくなり、茶葉に蓄積されます。
その間、茶葉は遮光することで成長を止め、比較的小ぶりな状態でテアニンがとどまるため、うまみの強いお茶が出来上がります。
この時、テアニンと同時にカフェインも生成されます。
カフェインは本来太陽光を浴びた際にテアニンがカテキンに変化する過程でともに代謝されなくなります。
玉露はカテキンへの代謝がほとんど行われないため、カフェインも多く残ります。
玉露と煎茶の違いは何
違いは2つ
玉露入り茶の玉露とは
玉露入りの緑茶などに入っている玉露は、高級玉露ではありません。
抹茶入り、や玉露入りと書かれている商品に使用されているものは、グレードの低いものになります。
もちろん、風味がよくなるため美味しくはなりますが、その関係で価格が著しく上がるなどはありません。
淹れ方
玉露は高級茶葉であり、専用の道具を使用することから淹れるのが難しいと思われがちですが、
ポイントを守ればマニュアル化も可能であります。
お湯の温度管理、抽出時間、茶葉を動かさない この3つを守れば安定した味を出すことが可能である。
手順

引用元:流芳園
お湯は上の写真のように、茶葉が浸るぐらいの量を入れます。
お湯の調整の仕方 50℃
湯冷ましやマグカップなど、お湯を入れた器を握った際に、少し熱ですが握り続けられる温度が50℃ぐらいです。
熱湯をそのまま置いて冷ますと時間がかかるので、時間短縮されたい方は下の図を参考に湯冷ましをしてください。

宝瓶
玉露を淹れる道具として下の写真のような宝瓶(ほうびん)という専用の急須があります。

玉露はお店やお客様に提供する際は小さめの湯呑で飲むことが基本です。
3gの量で、3人分ぐらいに次ぎ分けることが出来ます。
その際に小さな湯呑と上の宝瓶を使って淹れます。
しかし、自宅で淹れて飲む際はお持ちの急須と、いつもお使いの湯呑で大丈夫です。
宝瓶が気になる方は、下のページを参考に探されてみてください。
熱湯玉露
熱湯玉露という、熱湯で淹れることを想定した玉露です。
眠気覚ましにおすすめです。
特徴
お勧めの玉露
玉露と言えば京都
玉露茶は京都が産地として有名です。
全国的にあまり多く生産しておらず、京都を初め福岡(八女)など非常に少ないです。
価格は基本的にはあまり差は出ません。
下のページを参考に探してみてください。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
玉露は高級茶であり専用の道具も存在するため、自宅で淹れるのは難しいと思われがちです。
しかし、実際はお湯の温度と蒸らす時間を変えるだけで、それ以外は基本的には何も変わりません。
ただ、玉露の茶葉自体が高価であるため、毎日のお茶にするには少しコストがかかります。
それでもおいしいお茶ですので、たまの贅沢にはいいかもしれません。
ご興味がおありでしたら、一度ご自宅で淹れてみてください。
それではよいティーライフを。

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