今日から水分補給を水出し茶にしませんか
水だと何も気にならないけど、お茶はカフェインが、、、と思っているあなた、大丈夫です。
実は水出し冷茶はカフェインがほとんど入っていません。
そして栄養成分も豊富で、生活習慣病予防、免疫向上から女性にうれしいアンチエイジング効果まであります。
今日から毎日の水分補給に是非取り入れてください。
緑茶の水出しのいいところ
緑茶は水出しをしても、温かいお湯で淹れてもどちらも身体にうれしい効果があります。
水出しで淹れたお茶の健康効果を紹介します。

テアニンやグルタミン酸のによる極上の甘味
水出し煎茶はうまみ成分である【テアニン】や甘味の基となるグルタミン酸などの抽出が非常に豊富になります。
そのうえ、カフェインの抽出量が極端にさがることから甘味がとても強くなります。
お茶の甘味はとても心地が良く、それでいて砂糖を入れたのかと思うほどしっかり甘いので、飲んでいてとても
ケセルチンで生活習慣病予防
主に玉ねぎから摂取できる【ケセルチン】ですが、水出し煎茶からも摂取することが出来ます。
ケセルチンには抗酸化作用の他、認知機能改善への効果が期待されているなどあらゆる生理作用が期待されています。
ビタミンCの効果を促進する役割を持ちます。
ちなみに、ケセルチンの含有量はお茶の品種によって異なります。
含有量が多い品種として、【さえみどり】か【蒼風】になります。
EGCが免疫力向上に期待できる
水出し冷茶はEGC(エピガロカテキン)というカテキンの一種が摂取できます。
EGCは低温でしか抽出されないため、水出し冷茶での摂取が一般的です。
このEGCは腸内の免疫細胞に直接働きかけることで免疫力の向上を促してくれます。
免疫のメカニズムに関しては下記の記事をご覧ください。

ビタミンCで女性にうれしい美容効果
緑茶はカテキンの他にビタミン類が豊富に含まれています。
中でもビタミンCの含有量は野菜や果物の中でもトップクラスです。
ビタミンCには動脈硬化の予防や、インフルエンザ予防、そして女性にうれしいアンチエイジングなどの美容効果もあります。
お茶に含まれるケセルチンという成分も一緒に摂取できるため、ビタミンCの効果はより促進されます。
水分補給にぴったり、カフェインは少ない
水出し煎茶はカフェイン含有量が圧倒的少ないです。
急須で淹れたお茶に対して半分以下となり、一杯で約10㎎以下になります。
カフェインは60℃を超えたあたりから急激に抽出率が上がるため、水出しで使用する10℃前後(冷蔵庫内で抽出する呈)の水ならほとんど抽出されません。
0℃前後の水を使えばカフェインの抽出はほぼゼロとなります。
水出し煎茶は寝る前に飲んでも大丈夫
水出し煎茶はカフェインの含有量から寝る前に飲んでも問題ありません。
水で出すことによってカフェインの抽出量が抑えられるので、安心して飲むことが出来ます。
そして、テアニンによるリラックス効果も相まって、寝れなくなるどころか逆に睡眠の質を上げてくれます。
水出し煎茶はお湯で出したものとは違うメリットがたくさんあるのです。
睡眠に関しては下記の記事をご覧ください。

淹れ方
水出し煎茶は茶葉の入った容器に水を淹れるだけです。
お茶の種類は、浅蒸し煎茶、深蒸し煎茶、釜炒り茶、ほうじ茶など緑茶であれば何でも使えます。
最近だと緑茶のフレーバードティーなどもたくさんあるので、水出し冷茶を冷蔵庫のラインナップに加えていると楽しいですね。
冷茶ボトルを使った淹れ方
水出し冷茶の淹れ方
手順1:茶葉を約10gを容器に入れる(ティーバッグであれば2つ)
手順2:冷水を750~1000ml入れる(容器の容量いっぱいまで入れる)
手順3:冷蔵庫で約3時間置く
冷水は冷たければ冷たいほど良いです。
10℃前後だとEGCの抽出率がよくなります。
。
また、成分の抽出自体は約1時間でちょうどいいぐらいになります。
3時間置くのはお茶の味がよくでるためです。
衛生上の問題で、お茶が抽出されてから24時間以内に飲み切ることをお勧めします。
抽出に一晩おいたものは、その日の夜までに飲み切るようにしましょう。
500mlのペットボトルでの淹れ方
家に冷茶ボトルのようなグッズはないけれど、今すぐにでも飲みたい!というあなたに、応急処置的な提案ですが
500mlのPETボトルで代用できます。
水出し冷茶の淹れ方(500mlPETボトル使用)
手順1:茶葉約5gを容器に入れる
手順2:冷水を500ml入れる(容器の容量いっぱいまで入れる)
手順3:冷蔵庫で約3時間置く
手順4:飲む前にしっかり振ってください。

ただし、二つデメリットがあります
・茶こしが必要であること
・2回目を作れない
PETボトルから直接注ぐので、茶葉が大量に出てきます。
ホームセンターや100均とかでも売っていると思うので、そちらを是非ご用意いただきたいです。
水出し冷茶は基本一回で捨ててしまうとよく聞きますが、実は2回分ぐらいは出せます。
ただし、衛生上の問題で一度水にさらした場合、使用期限を24時間ぐらいまでにする必要があります。
2回目を作る場合は、一度目が完成してからすぐに飲み切った時だけにしましょう。
持ち運び
水出し冷茶を外出時に持ち歩くなら、魔法瓶に入れて半日ぐらいで飲みきってください。
緑茶には殺菌作用がありますが、基本的には微生物は増殖していきます。
通常の飲み方であれば食中毒になることはありませんが、ぬるくなった状態で何時間も放置するのは衛生管理上お勧めできません。
なるべく冷たいうちに飲みましょう。
水出し冷茶はどんなお茶でもできる
お茶はどんな種類のお茶でも水出しが可能です。
煎茶や紅茶はアイスティーなどがありますが、ほうじ茶や中国茶などはあまり馴染みがありません。
しかし、これらのお茶も水出しが意外とはまります。
淹れ方は水出し煎茶と同じになります。
ほうじ茶
ほうじ茶は麦茶のような感覚で飲むことが出来ます。
お湯で出したときほど香りは立ちませんが、極上の甘味は煎茶以上のものを感じます。
甘さの最上級をお求めの方は下記の棒茶がおすすめですが、通常のほうじ茶でも十分すぎるほどの甘味があります。
台湾ウーロン茶
台湾ウーロン茶は緑茶と紅茶の間ぐらいのお茶になります。
お茶自体が非常に効果なので水出しにするのは少し躊躇しますが、味は抜群においしくなります。
いつもと違った味が欲しいと思ったときに試してみてください。
終わりに
いかがでしたでしょうか。
水出し煎茶はとても健康効果が高く、美容や睡眠の質向上にも役に立ちます。
お茶であればどんなものでも水出したが可能なので、ご自宅にあるお茶で試してみてください。
楽しいティーライフを。

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