お茶について

茶葉を食べた方がいい理由

皆さんこんにちは、高木と申します。
今日は皆さんに茶葉について知ってもらおうと思いまして、臨時でやってきました。

皆さんは普段お家でお茶を淹れると思うんですけど、急須に残る茶葉をできれば食べてほしいのです。

今日は
・食べた方がいい理由
・食べる時の注意点
・とりあえずおすすめの食べ方
この3つをお話しします!

茶葉を食べた方がいい理由

皆さん、お茶を淹れた後の茶葉ってどうしていますか?
これを茶殻というのですが、実は食べられるんです。
しかもめちゃくちゃ美味しいので是非食べてほしいのです!
ではなぜ食べた方がいいかを説明しますね。


緑茶カテキンの60%を見逃すな

緑茶と言えば豊富に含まれている緑茶カテキンですよね。
緑茶カテキンを取りたくてお茶を飲む人もいると思います。
この緑茶カテキン、実はお茶を淹れたときに溶出されるのはなんと40%程度なんです。

煎を重ねていくごとに溶出はされていきますが、頑張っても50%ぐらいしか溶出されません。
つまり、お茶を飲んだだけでは緑茶カテキンを十分に摂取したとは言えないのです。
それを防ぐには、茶殻を食べるしかないのです。

βカロテンを見逃すな

緑茶というのは実はビタミン類がかなり豊富で、ビタミンを多く含む野菜などと比べても同等かそれ以上の量が含まれます。
特にビタミンCの量はとても多いです。

ところで脂溶性ビタミンというのをご存知でしょうか?
βカロテンやビタミンEなどを指し、水に溶けにくく脂に溶けやすい性質を持ています。
つまり、お茶を淹れたときに茶葉から抽出されないのです。
茶葉にはこの脂溶性ビタミンが豊富なので、摂取するには茶殻を食べるしかないのです。

ゴミが減る

急須でお茶を淹れる時に皆さんが困る事って、恐らくゴミが増えることだと思います。
茶葉はお湯を吸収することでかさが増すので、ゴミは多くなります。
しかし、食べてしまえばその問題も解決できてしまうのです!
栄養もとれ、ゴミも減るのは一石二鳥ですね。

茶殻を食べる時に知っておいてほしいこと

さて、ここで茶殻を料理に使おうという提案です。
最近は茶殻を使った料理のレシピなどが増えてきました。
そんな茶殻を食べる時のおすすめの方法と、知っておいてほしいことをまとめました。

茶殻をそのままの状態で保つ方がいい

どういうことかと言いますと、急須から出した状態で食べるのが一番いいです。
例えば急須から出してそのままポン酢をかける、シラスやかつお節と和えるなど、なるべく火を通すことをしない方がいいです。
なぜかと言うと、そのまま食べることで一番効率よく緑茶カテキンが摂取できるからです。

ちなみに、お茶を淹れる際に熱めのお湯を使った場合は茶葉の苦みが少し強めになります。
温度が高いとカフェインが抽出されやすく、その苦みが味にも影響します。
苦味がアクセントにもなるので、好きな方にはたまらないですけどね。

茶殻はお茶を淹れた後はすでに湯通しされているような感じなので、そのまま食べられます。
一番はポン酢か白だしをかけることです。
結構食べ応えもあって白米もすすむのでおすすめですよ。

火を通すとカテキンがとぶ

なぜ火を通さない方がいいかというと、カテキンがとんでしまうからです。カテキンは非常に熱に弱く、火を通すことによって栄養効果がなくなってしまいます。
さらに、火を通すことでカフェインも抽出され、料理が苦くなることもあります。

ただ苦味などの味の調整は料理の腕次第でどうにでもなります。
炒め物や焼き料理など、茶殻を使うととても美味しくなるのでおすすめはします。
しかし、カテキンはあまりとれないと思っておいてください。

茶殻を食べる以外の活用法

茶殻は食べる以外にも使い道があります。
その方法をお教えします。

冷蔵庫のにおい取り

残った茶殻をだしパックなどに入れて一晩冷蔵庫に入れておくと、冷蔵庫内の嫌な臭いを吸収してくれます。

茶葉は非常に臭いを吸収しやすい性質を持っているので、冷蔵庫の臭い取りにはぴったりです。

茶殻風呂

茶殻にはたくさんのビタミンが含まれていて、特にビタミンCの量が豊富です。
残った茶殻をだしパックのようなものに淹れてお風呂に浮かべましょう。
最近はそういった商品もたくさん出てきていますが、茶葉そのものを使うのがやはりおすすめです!
お肌もすべすべになりますよ。

終わりに

いかがでしたか?
茶葉はいろいろなことに有効活用ができるので、捨てるのはもったいないでしょう?
これからもオススメの食べ方や有効活用法を教えていくので、楽しみにしていてください。