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東京タワーから見た東京の街

今日は久々の仕事が芝公園近くであったので、東京タワーを見て帰りました。
このご時世ですが、しばらく見られなくなるかもしれないので、、、

中は非常に静かで、人はほとんどいない状態。
メインデッキには僕と、サラリーマンのおじさんが一人いるぐらいでした。
東京タワーでも、こんなに人がいないものなのか、、、、と

タワーの上から東京の街を眺めたとき、特に違和感は感じませんでした。
歩いている人こそ少ないものの、街はとても明るく、車はたくさん走っています。
この広い街に、今目に見えない恐怖が覆っているなんて想像もつきません。
それがまた、日本全国どころか、地球全体だと思うとより理解に苦しむ、というような景色でした。

でもこうしてただ街を眺めることしかできない、自分はこの先どうなるのだろうと、少し不安がよぎったのも事実です。
次は自分かもしれないと、不安と恐怖にあおられている、
あるいは、何もできない自分を憂いでいる、多くの人がそうやって今を生きているんだろうなと思います。僕もそんな一人です。

これまでの人生を振り返って、もっとこうしておけばよかった、もっとできることがあった、なぜ自分がこんな目に合わなくてはならないのか、、、、
人生をもっと本気で生きてくればよかった、毎日を大切にすればよかったと、悔しさがあふれてきます。

いつもこの気持ちが思い出せれば、人生はもっと違った一面を見せてくれていたかもしれない、しかしそれができないのが人間の性なのかもしれません。
忙しさのあまり、そんなことを思い出すきっかけすらないのですから。

でも今立ち止まり、そう思えているなら、これは非常にラッキーなことであると僕は思います。
なぜならそう思った今日から自分を変えていけばいいのです。
一日一日を大切に生きていけばいいのですから。

確かに不安です、何をしようにも何もできない、明日は我が身かもしれません、どうなるかなんてわからない、
でもこの先のことは誰にも全く予想できません。
よくなるかどうかもわからなければ、悪くなるかどうかもわからない、
ならできることをやっていけばいいのではないかと思います。

今は静かに耐える時、ほとぼりが冷めたとき、大げさだったねと笑い合える日が訪れたとき、前を向いて生きていたなら、人生は変わったも同然です。

僕にはできることがあります。
あなたにもできることがあります。
それは、今は小さな力かも知れませんが、いずれ大きな力になりうるかもしれません。

今日僕と同じメインデッキにいたサラリーマンのおじさんは、何を思いながら東京を見ていたのか。
希望か、絶望か、そんなことも考えずに、ただ美しいと街を眺めていたのか、、、

もしこのおじさんが、今の自分を変えようと、なんとかなるかもと前を向いてくれているなら、そしてそんな人が一人でも多くいてくれたなら、人類はまた一歩前進することになります。
僕の人生もあなたの人生も、大きく変化する時です。